募集案内 |
※※ 本年度のサイエンスキャンプの参加者募集は終了しました。 ※※ |
サイエンスキャンプ2001参加者募集のお知らせ |
サイエンスキャンプ2001は,(財)日本科学技術振興財団が主催して,多くの研究機関が協力して行なう体験学習事業です。高校生等の参加者が研究の現場を知り,最先端の装置や技術で身の回りのことなどを調べることで日常生活の中の不思議を発見し,科学技術をより身近に感じられるようになることをねらいとしています。
農業環境技術研究所は,将来にわたって安全な食べ物を生産していくため,土・水・大気を健全な形で保全し,植物相や昆虫と共生する農業を目指した研究を行っています。
今回のキャンプでは,農薬が水生生物に与える影響,植物が土壌中の養分を吸収する方法,農耕地から発生する温室効果ガスを測るという3つのコースを準備しています。 |
〇募集期間は6月20日~7月11日です。
○応募方法等については,
「サイエンスキャンプ2001事務局のホームページ」をご覧下さい。
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平成12年8月8日(水)午後1時 ~ 8月10日(金)午後3時 (2泊3日) >
2.会場
農業環境技術研究所
住 所:〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
宿泊場所:ホテルニューたかはし高野台(予定)
3.プログラムの概要(予定)
Aコース:「農薬の水生生物への影響を測る」
農薬は農業生産資材として病害虫・雑草の防除に使用されていますが,環境中に広く拡散するため生態系への影響が懸念されています。その影響は環境中の農薬濃度と密接に関係しており,環境中への拡散を低減する農薬の使用法が求められています。水生生物を例に,農薬の影響を調べてみましょう。
Bコース:「植物はどのようにして養分を獲得しているのか?」
植物が土壌中の養分を吸収するのは,単に水に溶けたミネラル(窒素,リン酸,カリウム,カルシウム,マグネシウムなど)を吸収するのでしょうか?。植物根から,様々な有機酸が放出され,根のまわりのpHを低下させ,土壌中の養分を溶かし出すことによって,積極的に養分を吸収しています。イネやダイズを用いて,植物の根はどのような働きをしているのかを観察します。
Cコース:「農耕地の温室効果ガスを測る」
近年の化石燃料の大量消費によって,大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が上昇し,地球温暖化が憂慮されています。一方,CO2と同じ温室効果ガスであるメタン(CH4)と亜酸化窒素(N2O)の濃度も上昇しています。このCH4とN2Oは燃焼ばかりでなく,農業の生産活動によって水田や畑からも発生しています。水田と畑でこれらの温室効果ガスの発生を測定し,その発生量を減らすためにはどうしたらよいかを一緒に考えましょう。
4.募集人数
1コース4人,合計12人
5.スケジュール
8月8日(水)
8月9日(木)
8月10日(金)
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