今回の募集は終了しました

(別表)

独立行政法人農業環境技術研究所 研究職員(若手育成型任期付き研究員)公募

(1) 予定担当研究業務

農業活動が水田とその周辺域に生息する鳥類の動態とその多様性に及ぼす影響の解明

(2) 研究業務の背景と内容

農業生態系における生物多様性を保全するためには、適切な環境指標生物を選定し、その動態や行動をモニタリングすることによって農業活動や土地利用の影響を評価し、生態系の健全性を維持向上させることが重要である。このため、農業生態系における食物連鎖に注目するとともに、モニタリングしやすく、比較的広域な地形連鎖と関係付けられる適切な指標生物を選定し、調査を行うことが必要となっている。農業生態系のうち、特に水田生態系は、その多面的機能として、水生動植物等の食物連鎖を形成し豊かな二次的自然を育んできた。しかし、近年の農業における著しい環境変化のために、水田を基盤とする食物連鎖の衰退が危惧されている。

これらのことから、鳥類を環境生物指標として生態系影響と生物多様性の保全に関する生態学的研究を行い、今後展開される農業環境資源保全政策に資する知見と方策を得る。本課題は、18年度からの次期中期計画で予定している研究課題、「農業生態系を構成する生物群集の動態と生物多様性の解明」において実施するものである。

[キーワード] 鳥類学、動物生態学、保全生態学、生物多様性、農業生態系、生態系影響

(3) 応募条件

1) 博士の学位を有し、あるいは平成18年3月までに取得見込みの者。概ね35歳以下が望ましい。

2) 鳥類の行動、その生息環境および保全に関するフィールド調査に精通し、鳥類を 環境指標生物として広域的な視点から研究を展開できる者。

今回の募集は終了しました

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