「多様な生物を育む農林水産業へ向けて」
−農林水産省委託プロジェクト「自然共生」生態系チームシンポジウム−

農林水産省委託プロジェクト研究 「流域圏における水循環・農林水産生態系の自然共生型管理技術の開発 (略称:自然共生)」 (平成14−18年度) の生態系チームは、農林水産生態系の自然共生管理技術の開発に向けて、環境情報データベースの構築、農業・農村調査・情報システムを用いた生物生息ポテンシャル評価、農業・農村生態系の変動機構の解明とモデル化などの研究を進めてきました。

このシンポジウムでは、5年間のプロジェクト研究で得られた主要な成果を公表して、「魚類、鳥類、昆虫類など多様な生物類を育む農林水産業」に向けたさまざまなアイデアを提言します。

開催日時: 平成18年10月4日(水) 13:00 − 17:00

開催場所: 農業環境技術研究所 大会議室(本館2階) (茨城県つくば市観音台3−1−3 交通案内

参加費: 無料

プログラム

13:00 開会あいさつ

佐藤洋平 (農業環境技術研究所 理事長)

13:05 基調講演

「流域圏における生物多様性と人」

大澤雅彦(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学系 教授)

13:45 研究成果報告

(1) 恋瀬川流域の森林に生息する鳥類多様性におよぼすランドスケープ構造の影響

尾崎研一 (森林総合研究所)

(2) 森林施業は、森林の生物多様性をどのように変化させるか

田中浩ほか (森林総合研究所)

(3) 魚類からみた農業水路の生息場ポテンシャル

小出水規行 (農村工学研究所)

(4) 沿岸海域における有機物の由来と食物網について

木暮陽一 (水産総合研究センター日本海区水産研究所)

(5) 調査・情報システムを用いた生物生息ポテンシャル評価

楠本良延ほか (農業環境技術研究所)

(6) 伐採後再植林放棄地における森林植生回復過程の空間モデリング

酒井敦(国際農林水産業研究センター) ・ 平田泰雄(森林総合研究所)

(7) 溜め池周辺の土地利用変化とトンボ生息条件の変動

D.スプレイグ ・ 田中幸一 (農業環境技術研究所)

16:15 総合討論

座長:平井一男・山本勝利 (農業環境技術研究所)

呼びかけ範囲: 関係する研究・行政機関、都道府県、研究法人、民間、大学、市民

主催: (独)農業環境技術研究所

共催: 農林水産省農林水産技術会議事務局
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所
(独)森林総合研究所
(独)水産総合研究センター

問い合わせ先:

農業環境技術研究所 生物多様性研究領域 山本勝利
Tel/Fax: 029-838-8245 E-mail: shori@affrc.go.jp

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