農業環境技術研究所は１１月２８日、新宿明治安田生命ホール（東京都新宿区）において「農業環境技術研究所 研究成果発表会２００８」を開催します。
近年、地球温暖化や生態系の変化など、農産物の安全確保にかかわるさまざまな問題が顕在化し、世界的に食や環境の安全性への関心が高まっています。こうした背景のもと、農業環境技術研究所では農業生産を支える環境の安全性を確保するため、農業環境のリスクの評価や管理に関する研究開発を重点的に推進してきました。
第４回となるこの研究成果発表会では、「未来につなげよう 安全な農業と環境」 をテーマに、農業環境技術研究所のここ１〜２年の主要な研究成果を広く一般市民に紹介し、これからの農業と環境についてともに考える機会とします。
開催日時： 平成２０年１１月２８日 （金曜日） １２：００〜１７：１０
開催場所： 新宿明治安田生命ホール （JR 新宿駅西口から徒歩２分）
東京都新宿区西新宿１−９−１−Ｂ１Ｆ
電話 03-3342-6705 FAX 03-3342-1943
参加： 無料
事前登録の受付は終了しました。当日の参加登録も可能ですので会場受付でお知らせ下さい。
プログラム
12:00−13:00 ポスターセッション （エントランスホール）
（総合司会： 長谷部 亮 研究統括主幹）
あいさつ
13:00−13:05 開会あいさつ
農業環境技術研究所 理事長 佐藤洋平
13:05−13:10 来賓あいさつ
農林水産技術会議 事務局長 佐々木昭博
特別講演
13:10−14:10 生物多様性の保全と私たちの未来
九州大学大学院理学研究院 教授 矢原徹一
成果発表（前半の部）
(座長： 宮田 明 大気環境研究領域長)
14:10−14:40 地球温暖化で日本のコメの収量はどうなる？
大気環境研究領域 横沢正幸
(座長： 三輪哲久 生態系計測研究領域長)
14:40−15:10 「歴史的農業環境閲覧システム」 で比べる関東地方の１２０年前と現在
生態系計測研究領域 岩崎亘典
休憩
15:10−15:35 休憩（農環研若手研究者奨励賞 授賞式、ポスターセッション）
成果発表（後半の部）
(座長： 井手 任 生物多様性研究領域長)
15:35−16:05 外来植物の蔓延と日本に固有な自然環境の喪失
生物多様性研究領域 池田浩明
(座長： 田中宥司 研究コーディネータ)
16:05−16:35 植物に棲む微生物で生分解性プラスチックを分解する
生物生態機能研究領域 北本宏子
(座長： 與語靖洋 有機化学物質研究領域長)
16:35−17:05 植物の力を利用して野菜の POPs 汚染を減らすには
有機化学物質研究領域 大谷 卓
17:05−17:10 閉会あいさつ
農業環境技術研究所 理事 宮下清貴