2月8日(火曜日)、農林水産省本省講堂(本館7階)(東京都千代田区霞が関1−2−1) において、「革新的な土壌診断技術の利用に関する説明会」を開催します。
持続可能な力強い農業を育てていく上で、連作障害などの土壌病害を克服することが重要な技術的課題となっています。とくに近年は、土壌消毒に広く利用されてきた農薬の使用が規制されたことなどにより、早急な課題解決が農業現場から望まれています。
農林水産省は世界に先駆けて、土壌DNA (土壌から培養過程を経ず得たDNA) の解析技術を取り入れ、土壌微生物相の解明による土壌生物性の解析技術の開発(略称 eDNAプロジェクト) を平成18年度より5年間進めてきました。これにより、土壌微生物全体の1%しか人工培養できないなどのため困難とされてきた土壌診断を、高精度かつ効率的に実施するための基本技術が確立されました。
この説明会は、土壌DNA解析技術を農業現場で利用できる実用化レベルに改善していくため、都道府県、民間企業などで技術指導にかかわる皆さんをおもな対象として開催します。技術の特徴や解析方法などを紹介するとともに、次年度からの実用化研究の連携について、参加者相互で意見交換を行います。
多数のみなさんのご参加をお待ちしています。
開催日時: 2011年2月8日(火曜日) 13時25分〜17時15分
開催場所: 農林水産省本省講堂(本館7階)
東京都千代田区霞が関1−2−1
主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所
参集範囲: 都道府県、農業者団体、民間企業、大学など
参加方法: 参加登録は終了しました