農業環境技術研究所は、10月7日(金曜日)午後、新宿明治安田生命ホール(東京)において、第34回農業環境シンポジウム 「放射性物質による土壌の汚染 ―現状と対策―」 を開催します。
開催趣旨
農業環境技術研究所では、1959年以来、農作物や農耕地土壌の放射能長期モニタリングを継続し、この間、チェルノブイリ事故やJCO事故に際しては、緊急放射能調査に当たってきました。
本年3月の東京電力福島第1原子力発電所事故の直後から、農業環境技術研究所では、政府の協力要請を受け、原発周辺県の農産物や農耕地土壌の放射性物質濃度を順次測定・報告し、その結果は農作物の出荷制限や稲の作付け制限に関する考え方に活用されました。
原発事故より数か月が経過し、事故収束後の営農作業を考える上で農耕地の放射能汚染の実態の解明や汚染土の浄化が喫緊の課題となっています。
そこで、第34回農業環境シンポジウムでは、農耕地の放射能汚染に関するこれまでの研究をレビューするとともに、今回の原発事故に起因する農耕地土壌の放射能汚染実態等について紹介し、農作物汚染の軽減策や汚染土壌の浄化等について議論します。
開催日時: 2011年10月7日(金曜日) 13:30−17:25
開催場所: 新宿明治安田生命ホール
新宿区西新宿1-9-1-B1F (JR新宿駅西口徒歩2分)(アクセス)
主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所
後援: 農林水産省
対象: 農業関係機関・団体、官公庁、大学、独法研究機関 ほか
参加: 無料(登録者数が定員に達したため、事前参加登録は終了しました。)