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気候変動対策プロジェクト国際シンポジウム
農業および森林生態系における炭素循環のモデル化
(2013年11月12日−13日 つくば)
International Symposium on Soil Carbon Modeling in Agricultural and Forest Ecosystems
—Current Status and Future Challenges—

(November 12-13, 2013, Tsukuba, Japan)

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農業環境技術研究所と森林総合研究所は11月12日(火曜日)と13日(水曜日)、農業環境技術研究所 (茨城県つくば市) において、気候変動対策プロジェクト国際シンポジウム 「農業および森林生態系における炭素循環のモデル化」 (International Symposium on Soil Carbon Modeling in Agricultural and Forest Ecosystems —Current Status and Future Challenges—) を開催します。

開催趣旨

農水省農林水産技術会議が委託する 「気候変動対策プロジェクトA系」 では、農・林・水の各分野において、温暖化緩和技術の開発を目的とした大課題が設定され、それぞれの生態系における炭素・窒素循環のメカニズムの解明、それに基づくモデルの開発、さらにモデルを用いた全国スケールの推定を行っています。そのうち、森林と農地では、土壌部分のメカニズムに共通点が多いため、課題間連携テーマ 「炭素・窒素モデル」 が設定され、連携の強化を進めています。

この国際シンポジウムでは、プロジェクト内連携の一環として、土壌炭素循環のモデル化に焦点を当て、海外の先進的な研究者を招へいして最新の研究の情勢を紹介していただくとともに、プロジェクトの成果を報告します。このことから、われわれの研究の現状を世界の情勢のなかで認識し、さらに方向性をともに議論することで、プロジェクトの目標達成に向けて研究を加速し、その先の研究の方向性について展望を得ることを目的とします。

開催時期: 2013年11月12日(火曜日)午後 − 13日(水曜日)午前

開催場所: 独立行政法人農業環境技術研究所 大会議室
(茨城県つくば市観音台3丁目1−3) 交通案内

共催: 独立行政法人 農業環境技術研究所 (NIAES)
独立行政法人 森林総合研究所 (FFPRI)

使用言語: 英語

参集範囲: 「気候変動対応プロジェクトA系」参画研究者、独立行政法人研究機関、公設試験研究機関、大学、行政部局、民間 ほか

プログラム

11月12日(火曜日) 13:15〜17:00

開会挨拶

基調講演: 気候変動の緩和と土壌 (Keith Paustian、米国コロラド州立大)

ヤッソモデルによる森林の土壌とバイオマスのシミュレーション (Aleksi Lehtonen、フィンランド森林研究所)

RothC モデルによる土壌炭素のシミュレーション (Martin Wattenbach、ヘルムホルツ研究センター、ドイツ)

モデルコンパートメントと実測土壌画分の比較 (Michael Herbst、ユーリヒ総合研究機構、ドイツ)

総合討論

11月13日(水曜日) 9:30〜12:00

全球スケールの土壌有機炭素プロセスのモデル化 (伊藤昭彦、国立環境研)

日本の農地土壌炭素量変化のシミュレーション (矢ヶ崎泰海、農環研)

リター、枯死木、土壌中の有機炭素の化学組成の変化 (石塚成宏、森林総研)

物理分画からわかる土壌炭素安定化のプロセス (和穎朗太、農環研)

総合討論

連絡・問合せ先(開催事務局):

独立行政法人 農業環境技術研究所 農業環境インベントリーセンター 白戸 康人
〒305-8604 茨城県つくば市観音台 3-1-3
電子メール: yshirato@affrc.go.jp

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