新着情報
8~10月における渓流水中の放射性物質の観測結果
- 2012年12月27日
- (独)森林総合研究所は、8~10月に福島県内2箇所(伊達、飯舘村)で実施した森林から流れ出る渓流水の放射性物質の観測結果を公表しました。
雨が降り始めた時の渓流水を採取して、放射性セシウムの濃度を調べたところ、降雨開始からおよそ1から3時間後に、渓流水が増加するとともに懸濁物質の量と放射性セシウム濃度が上昇することが分かりました。また、放射性セシウムが検出された30試料を濾過したところ、2試料の濾液から1.1~2.3 Bq/Lの放射性セシウムが検出されたが、それ以外は不検出であったことから、渓流水中の放射性セシウムは、懸濁物質が主に由来していると考察されています。