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ガンマ線放出核種、及びストロンチウム89、90の第2次分布状況調査の結果
- 2012年09月12日
- 昨年12月より実施されてきた福島第一原発事故に伴う放射性物質の第2次分布状況調査の分析結果が、文部科学省サイトで公表されました。
今回の調査では、第1次分布状況調査より広範な地域を対象とした、ガンマ線放出核種とストロンチウム89、90の沈着量の測定が実施されました。
結果は、地図上の測定箇所を沈着量別で色分けした土壌濃度マップとして、公開されています。これらは、被ばく線量の評価や、福島第一原発から放出された放射性プルームの状況の検証、地表面への沈着経路の解明に活用されることが期待されます。また、50年間の積算実効線量の評価値について、調査対象核種を比較すると、放射性セシウムは、放射性銀(銀110m)や放射性ストロンチウムよりも非常に大きく、今後の被ばく線量評価や除染対策においては、これまでと同様に、放射性セシウムに着目していくことが適切であるとしています。