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放射性物質除染の効果と費用の評価に関する研究成果を公表

2013年06月07日 産業技術総合研究所
 (独)産業技術総合研究所は、国が除染事業を進める除染特別地域を対象に、除染後の空間線量・外部被ばく線量、除染費用についての解析結果を公表しました。
 解析結果によると、除染しても空間線量率が3.8 μSv/h、年間の外部被ばく線量に換算すると20 mSv と予測される範囲が存在することが確認されました。
 また、除染費用は、農地土壌の表面を5cm 除去する方法を採用した場合、総費用は1.2 兆円に達し、仮置き場や中間貯蔵施設での保管費用の割合が 60%(0.8 兆円)以上になる可能性を指摘しています。