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ため池の底の放射能分布をマップに作成

2014年07月10日 JAEA
 (独)日本原子力研究開発機構の広報資料「Topics 福島 No.50」で、ため池の底の放射能分布をマップに作成する技術が紹介されています。
 同機構では、水中でも放射能を測定することができる p-Scanner と J-subD を開発し、水底の泥に密着してその放射性セシウム濃度を測定する手法を開発しました。
 p-Scanner は検出部(最大20m)に、放射線量を線で測定できるプラスチックシンチレーションファイバを備えたもので、これを平行に動かせば面的に測定することもできます。
 また J-subD はスペクトル分析ができる検出器を備えたもので、実際の水底の状況を模擬した評価をすることができます。
 これらを併用することで、ため池の底の放射能分布マップを作成できることが報告されています。