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農地や環境中の放射線を迅速に測定する装置の開発-除染の効果を的確に評価!-

2015年02月13日 農研機構
 (独)農研機構は、農地などにおける放射性物質からのガンマ線を離れた位置で検出し、空間線量率に換算する測定装置を開発したことを公表しました。
 この装置は、従来の携帯用空間線量率計に比べ高感度であり、短時間で測定を行うことができます。また、GPSによる位置測定とリンクさせることができ、ラジコン移動車、気球、無人ヘリ等に搭載し、連続的に測定することによって、放射性物質の分布を面的に把握することができます。
 農地除染事業の効果判定に役立つとともに、遠隔測定が可能なことから、より高線量な地域やため池など、測定者が立ち入りしにくい箇所の空間線量率分布の測定に利用されるとしています。