農業環境技術研究所では、平成19年6月から11月まで、研究所内の一般試験ほ場で遺伝子組換えダイズの栽培実験を行います。
一般に、ダイズや近縁野生種のツルマメは自殖性(同一花の中で受精する性質)が高く、交雑する可能性は極めて低いことが知られていますが、遺伝子組換えダイズとツルマメとの交雑性等については、さらなる科学的知見の充実が求められています。本年度は、平成18年度の結果にもとづいて、より両種の開花期を重複させた条件で、遺伝子組換えダイズとツルマメとの自然交雑に関する栽培実験を行います。
当研究所内の一般試験ほ場 (20a) で、除草剤グリホサート耐性組換えダイズを栽培するとともに、その組換えダイズから一定の距離ごとにツルマメを栽培し、収穫したツルマメ種子中の組換え遺伝子の有無を調べ、両者間の距離と自然交雑率との関係を解析します。
(栽培実験の詳細については別添の 「栽培実験計画書」 をご覧ください。)
日時: 平成19年6月2日(土) 13:30〜15:30
場所: 茨城県つくば市観音台3−1−3
独立行政法人 農業環境技術研究所 2階 大会議室
独立行政法人 農業環境技術研究所 生物多様性研究領域
遺伝子組換え生物生態影響リサーチプロジェクト
電話番号 029-838-8271
独立行政法人 農業環境技術研究所 茨城県つくば市観音台3−1−3
理事長: 佐藤洋平
栽培実験責任者: (独)農業環境技術研究所 生物多様性研究領域
領域長 平井一男
情報提供主任者: (独)農業環境技術研究所
研究コーディネータ 遠藤正造
作業管理主任者: (独)農業環境技術研究所 生物多様性研究領域
上席研究員 松尾和人
広報担当者: (独)農業環境技術研究所 広報情報室
広報グループリーダー 福田直美
(tel: 029-838-8191)