独立行政法人農業環境技術研究所は、5月14日、新宿明治安田生命ホール (東京) において、農業環境シンポジウム 「温室効果ガス排出をどう削減できるのか 〜農林水産分野における地球温暖化防止対策〜」 を開催します。地球温暖化の進行の防止に貢献するための農林水産分野での対策について、これまでの研究成果をまじえて、一般の方にもわかりやすく紹介し、議論します
開催日時: 平成20年5月14日(水曜日) 13時15分〜17時15分
開催場所: 新宿明治安田生命ホール (東京都新宿区西新宿1-9-1-B1F)
主催: (独)農業環境技術研究所
後援: 農林水産省、 (独) 農業・食品産業技術総合研究機構、
対象: 一般市民、 消費者、 行政部局、 関連団体、 大学など
参加費: 参加無料 (参加登録が必要です)
(開催趣旨、プログラム、参加登録については 別紙 をご参照ください)
研究代表者 農業環境技術研究所 理事長
佐藤 洋平
開催担当者 農業環境技術研究所
今川 俊明
電話:029-838-8200、FAX:029-838-8199
電子メール:wglobe@niaes.affrc.go.jp
広報担当者 農業環境技術研究所
福田 直美
電話:029-838-8191、FAX:029-838-8191
電子メール:kouhou@niaes.affrc.go.jp
(別紙)
開催日時: 平成20年5月14日(水曜日)13時15分〜17時15分
開催場所: 新宿明治安田生命ホール
(JR新宿西口から徒歩2分)
開催趣旨:
昨年、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次報告書が公表され、地球温暖化が確実に起こっていること、その原因は人間活動による温室効果ガスの増加であることが報告されました。これに対して、温室効果ガス排出の削減をめざす京都議定書が、議決から10年の時を経て、本年から2012年までの第1約束期間をスタートさせています。
わが国はこの期間の排出量を、基準年である1990年の排出量から6%削減することになっていますが、わが国の温室効果ガスインベントリによると、2006年の時点で、逆に6.4%増加しています。
その中で、森林や農耕地土壌は、炭素の吸収源として期待されると同時に、そこからの温室効果ガスの排出抑制が求められています。農業環境技術研究所は、1980年代から、農耕地土壌の炭素蓄積量の変動解析や農耕地から発生する温室効果ガスの削減技術の開発に取り組んできました。また、他の研究機関と協力してこれらの課題に対するプロジェクト研究を推進しています。
本シンポジウムは、昨年2007年12月11日に開催した第28回農業環境シンポジウム 「温暖化によって何が起こり、どう対応できるのか ―農林水産業に与える影響の評価とその適応策―」 に続くものです。今回は、地球温暖化の進行の防止に貢献するための農林水産分野での対策について、これまでの研究成果を踏まえて、一般の方にもわかりやすく紹介し、議論します。
プログラム:
13:15 − 13:30 開会あいさつ
(独) 農業環境技術研究所 理事長 佐藤 洋平
基調講演
13:30 − 14:15 温暖化緩和に対して農林業へ期待するもの
波多野 隆介 (北海道大学)
講演
14:15 − 14:45 森林部門における吸収源機能のポテンシャルを探る
石塚 森吉 (森林総合研究所)
14:45 − 15:05 休憩
15:05 − 15:35 土壌炭素を増やす農地管理が温暖化を緩和する
白戸 康人 (農業環境技術研究所)
15:35 − 16:05 農耕地土壌からの温室効果ガスの排出抑制技術
八木 一行 (農業環境技術研究所)
16:05 − 16:35 畜産からの温室効果ガスの排出抑制技術
長田 隆(農研機構 畜産草地研究所)
16:35 − 17:05 代替エネルギーとしてのバイオマスの活用
片山 秀策 (農研機構バイオマス研究センター)
17:05 − 17:15 閉会あいさつ
(独)農業環境技術研究所 理事 宮下 清貴
参加登録: シンポジウム参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。 第30回農業環境シンポジウム参加申込みページ (該当するページがありません。2014年10月) で、参加登録を受け付けています。