米という字を分解すると八十八と読むことが出来ます。このことから昔より米作りは八十八の手間がかかる過酷な労働であると言われてました。
中でも、草取り作業(除草作業)は、高温多湿で日照りの強い夏の盛りに、腰をかがめた状態で長時間続けなければならない非常に苦痛をともなう作業でした。
除草剤のなかった時代(1949年)、除草作業には10a当たり50.6時間も必要でした。除草剤を利用している現在では、除草作業時間は2時間以下まで減少しています(下図)。 また、水田除草剤の登場は、単に除草作業を軽減したばかりでなく、農家の兼業化を可能にし、日本の高度成長の原動力にもなったともいわれています。 |
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