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お知らせ


平成19年1月23日
独立行政法人 農業生物資源研究所

独立行政法人農業生物資源研究所とチェコ共和国昆虫学研究所が
研究協力に関する協定を締結


独立行政法人農業生物資源研究所(以下、生物研)は、チェコ共和国科学アカデミー昆虫学研究所(以下、IEBC:チェスケー・ブデェヨビツェ市)との研究交流・協力を促進するため、2006年9月25日に共同研究覚書(MOU)を交わしました。この協定の締結により、生物研とIEBC間の研究者の交流、共同研究の実施などを通じて、生物研が推進しようとする絹生産の遺伝的制御に関する基礎知見の獲得、実用化に向けた昆虫が生産する新素材の発見ならびに新産業の創出に関する研究の進展が期待されます。生物研では今後とも海外研究機関との連携・協力を積極的に進めていきます。


【研究協力の要旨】

生物研では、海外研究機関(大学等を含む)との積極的な研究交流・共同研究を進めており、米国コーネル大学を始めとする海外の複数の研究機関とMOUを締結してきましたが、本年4月から新たな研究戦略のもとに海外研究機関との積極的な研究交流、情報交換、研究者の交流を図ることが生物研の担うべき課題のひとつであると位置づけ、取組みの強化をしてきたところです。IEBCは、職員が隣接する南ボヘミア大学の教職員を兼務し、大学院生及び学部生の研究活動にも開かれた活気あふれる研究所です。IEBCにおいても海外研究機関との研究協力、相互交流を求めていたことから、双方の見解が一致し次項のような包括的な研究協定を結ぶこととなりました。生物研は、研究交流、情報交換、研究者・教職員及び大学院生の相互交流を図るため、欧州内での昆虫学研究における先進的な教育・研究機関である昆虫学研究所を訪問し協議を行った結果、石毛光雄理事長とIEBCヤン・シューラ所長は、生物研とIEBCとの間の研究協力関係に合意し共同研究覚書を交わしました(写真)

【MOUの概要】

 本MOUの下では,以下のような広範囲な協力活動が行われます。

  • 研究者及び教職員・学生の相互交流
  • 共同研究の優先的実施
  • 相互に研究者及び大学院生の留学の実施
  • 学術出版物や雑誌、その他の研究情報交換


【具体的な連携協力】

今後、具体的には生物研の研究者のIEBCへの派遣、IEBCの教職員及び大学院学生の生物研への受入れが行なわれる予定です。また、生物研では平成18年度からの第二期中期目標期間において、双方の研究者による共同研究の実施が検討されています。


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