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お知らせ
平成19年12月6日

 各位

独立行政法人 農業生物資源研究所

展示ほ場での遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシの
栽培終了について


  平成19年6月7日に見学用として播種し、栽培を行ってきました遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシの展示ほ場栽培が終了しましたのでお知らせします。

  播種からその後の作業・処理等を下記のとおりお知らせします。遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシは抜き取り、拡散を防止するため厳重に袋詰めしたうえで、焼却炉において焼却しました。

  また、展示ほ場に隣接した市民参加型展示ほ場において栽培した非遺伝子組換えダイズは、収量調査に用いるためサンプリングし、収量調査後、種子は不活化のため高圧滅菌処理後廃棄し、残渣部分は焼却炉において焼却しました。また、サンプリングせずにほ場に残ったダイズは、そのままほ場内で細断し、不活化のため鋤込み処理を行いました。

◎播種以降の処理
○平成19年6月7日 播種、防鳥網設置
  (遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシ、非組換えダイズ及びトウモロコシ)
○平成19年6月21日 防鳥網撤去
○平成19年7月14日 第1回市民参加型展示ほ場開催
○平成19年8月2日 遺伝子組換えトウモロコシ除雄
  • 除雄した部分は、袋に厳重に密封保管し、10月5日に研究所内焼却炉において焼却しました。
○平成19年8月4日 第2回市民参加型展示ほ場開催
○平成19年8月30日 遺伝子組換えダイズ処理
  • 無除草区及び慣行除草区に除草剤(プリグロックス)を散布し、雑草とともに枯らし、非選択性除草剤散布区及び遺伝子組換えダイズ栽培区と併せて全て抜き取り、袋に厳重に密封保管し、10月5日に研究所内焼却炉において焼却しました。
○平成19年10月5日 遺伝子組換え及び非組換えトウモロコシ並びに非組換えダイズ処理
  • 組換え及び非組換えトウモロコシとも全て抜き取り、袋に厳重に密封して運搬し、研究所内焼却炉において焼却しました。
  • 非組換えダイズの収穫(収量調査)開始
○平成19年10月30日 非組換えダイズの収穫終了
  • 収穫物は袋に厳重保管し、収量調査を行いました。残った植物体は、市民参加型ほ場内で細断処理し、11月5日に不活化のため同ほ場内に鋤込み処理を行いました。
○平成19年11月14日 非組換えダイズの処理
  • 収穫した非組換えダイズの残渣を研究所内焼却炉において焼却しました。
○平成19年11月28日 非組換えダイズの処理
  • 収量調査終了後、収穫した非組換えダイズを不活化のため高圧滅菌処理後廃棄しました。
◎栽培・交雑防止方法等
○農林水産省第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づいた処置を執りました。
○この件に関する問い合わせ先
独立行政法人 農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究推進室
電話番号:029−838−7431(田部井、石川)
インターネットからの問い合わせ:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/question/
ホームページアドレス:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/


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