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生物研
平成26年12月3日
独立行政法人 農業生物資源研究所

平成26年度遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシの試験栽培の終了について

(「第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針」 (400KB) に基づいた情報提供です。)


平成26年6月4日(水曜日)の播種から栽培を行ってまいりました「高オレイン酸含有及び除草剤耐性ダイズ」と「害虫抵抗性及び除草剤耐性トウモロコシ」の試験栽培について、平成26年11月5日(水曜日)をもって後処理までの作業が終了しましたのでお知らせします。

播種からその後の作業・処理等は下記のとおりです。除草剤耐性のもたらす効果を調査するため、作物や雑草の生育状況を定期的に記録しました。なお、遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシと同一区画内で栽培した非組換えダイズ及びトウモロコシは、ほ場において裁断して鋤込むことにより不活化しました。

◎栽培・交雑防止方法等
農林水産省第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づき作成した栽培実験計画書(平成26年5月2日公表)のとおりの措置を執りました。

【生育及び栽培管理並びに調査状況】
6月 4日播種を行い、防鳥ネットを設置しました。
6月 4日
〜9月24日
播種時から1週間毎に、同区画内の各試験区の状況を
調査しました。
7月 3日防鳥ネットを撤去しました。トウモロコシを間引きし、引き抜いたものは、同区画内ほ場に鋤込み処分しました。
7月23日
〜8月15日
遺伝子組換えトウモロコシを除雄し、除雄した雄穂は、同区画内ほ場に鋤込み処分しました。
7月25日非選択性除草剤を適宜散布しました。
8月 7日台風による強風に備え、防風ネットを設置しました。
9月 2日遺伝子組換え及び非組換えダイズの種子が完熟する前に抜き取り、裁断処理し、同区画内ほ場に鋤込み処分しました。
9月24日遺伝子組換え及び非組換えトウモロコシをすべて抜き取り、裁断処理し、同区画内ほ場に鋤込み処分しました。
10月17日遺伝子組換え農作物の不活化のため、鋤込みを行いました。
11月 5日ダイズ及びトウモロコシの不活化完了を確認しました。
鋤込みを行い、後作としてコマツナを播種しました。
(平成27年4月中旬 コマツナをほ場内に鋤き込む予定。)

問い合わせ先など

(独)農業生物資源研究所 広報室 谷合 幹代子(たにあい きよこ)
 電話:029-838-8469 E-mail : nias-koho@nias.affrc.go.jp
ホームページのアドレス:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/

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