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平成27年11月12日 |
国立研究開発法人 農業生物資源研究所 |
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平成27年度遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシの試験栽培の終了について
国立研究開発法人農業生物資源研究所は、遺伝子組換えダイズ(高オレイン酸含有及び除草剤耐性ダイズ)と遺伝子組換えトウモロコシ(害虫抵抗性及び除草剤耐性トウモロコシ)を同所一般ほ場において、平成27年6月5日(金曜日)に播種し試験栽培(※第一種使用等)を行ってきましたが、この度栽培を終了しましたので、播種から後処理までの栽培管理作業に関してお知らせします。
遺伝子組換えダイズは、高オレイン酸により機能性を高めた作物の生育特性を観察するとともに、除草剤耐性遺伝子の導入による雑草防除における効果を観察し、定期的に記録しました。また、遺伝子組換えトウモロコシは、害虫抵抗性及び除草剤耐性遺伝子の導入による害虫防除と除草剤耐性の効果を、慣行栽培の非遺伝子組換えトウモロコシと比較観察し、定期的に記録しました。
なお、遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシと同一区画内で栽培した非組換えトウモロコシは、ほ場において裁断して鋤込むことにより不活化しました。
※ 第一種使用等: 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保
に関する法律」に基づいた開放系(一般ほ場)での使用
記
◎栽培・交雑防止方法等 |
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農林水産省第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づき作成した栽培実験計画書(ダイズ、トウモロコシ)(平成27年4月27日公表)のとおりの措置を執りました。 |
【生育及び栽培管理並びに調査状況】 |
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6月 5日 |
播種を行い、防鳥ネットを設置しました。 |
| ○ |
6月 5日
〜9月29日 | 播種時から1週間毎に、同区画内の各試験区の状況を 調査しました。 |
| ○ |
6月23日 | 防鳥ネットを撤去しました。ほ場周囲に動物防護用の網柵を設置しました。 また、遺伝子組換えダイズ及びトウモロコシの補植を行うとともに、トウモロコシ の間引きし、引き抜いたものは、同区画内ほ場に鋤込み処分しました。 |
| ○ |
6月30日 |
慣行除草区において除草作業を行いました。 |
| ○ |
7月13日 |
非選択性除草剤散布区において除草剤散布を行いました。 |
| ○ |
7月15日 |
台風による強風に備え、防風ネットを設置しました。 |
| ○ |
7月21日
〜8月28日 | 遺伝子組換えトウモロコシを除雄し、除雄した雄穂は同区画内ほ場に鋤込み 処分しました。
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| ○ |
7月23日 | 非組換えトウモロコシの慣行防虫区において殺虫剤散布を行いました。 |
| ○ |
7月24日 | 遺伝子組換えダイズの区画に殺虫剤を散布しました。 |
| ○ |
9月14日 | 遺伝子組換えダイズの種子が完熟する前に抜き取り、裁断処理し、同区画内 ほ場に鋤込み処分しました。 |
| ○ |
9月29日 | 遺伝子組換え及び非組換えトウモロコシを刈り取り、裁断処理し、同区画内 ほ場に鋤込み処分しました。 |
| ○ |
10月16日 | 遺伝子組換え農作物の不活化のため、鋤込みを行いました。 |
| ○ |
10月30日 | ダイズ及びトウモロコシの不活化完了を確認しました。 鋤込みを行い、後作としてコマツナを播種しました。
(平成28年4月中旬 コマツナをほ場内に鋤き込む予定。)
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