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各位
遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ:7Crp#242−95−7)の収穫後の処理及び交雑調査結果について
農業生物資源研究所隔離ほ場において平成19年7月23日(月)に田植えを行いました遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ:7Crp#242−95−7)について、収穫以降の作業・処理等についてお知らせします。
収穫物は、今後実施予定の様々な安全性試験に使用するため、精米した状態で厳重に密封保管しています。また、第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づき実施したモニタリング措置による交雑調査の結果、交雑粒は見つからなかったことをお知らせします。
記
- ◎収穫以降の処理
- ○収穫(稲刈り) 平成19年10月11日(木)
- 稲刈り後、防鳥網が設置された隔離ほ場でハザ掛けにより自然乾燥させました。
- ○脱穀 平成19年10月18日(木)
- ○籾摺り 平成19年10月19日(金)
- ○精米 平成19年10月23日(火)
- 精米重 15.5kg
- 精米した試料は、精米の状態で生物研P1実験室及び低温室に厳重に密封して保管しています。
- ○残渣処理 平成19年11月14日(水)
- ワラは、厳重にビニ−ル袋に詰めて運搬し、研究所内焼却炉において焼却しました。
- 平成20年1月8日(火)
- 籾殻は、越冬試験終了後に地下部とともに隔離ほ場水田内に鋤込み処理しました。併せて同水田内に作物研究所高機能隔離ほ場で収穫したスギ花粉ペプチド含有イネ(7Crp#10)の籾殻も鋤込み処理しました。
- ◎交雑調査
- ○調査方法(モニタリング配置期間 平成19年8月27日(月)〜9月12日(水))
- 隔離ほ場を囲むように敷地境界6箇所に「モチミノリ」を植えたポットを設置しました。
- ○調査結果
- 15,354粒の検体を調査した結果、交雑粒(キセニア粒)は0粒で交雑は認められませんでした。
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