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お知らせ
平成21年1月30日
   各 位
独立行政法人 農業生物資源研究所

平成20年度遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ)の
収穫後の処理及び交雑調査結果について


農業生物資源研究所隔離ほ場において、平成20年6月10日(火)に移植し、栽培を行いました遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ:7Crp#242−95−7)について、収穫以降の作業・処理等についてお知らせします。

収穫物は、今後実施予定の様々な安全性試験に使用するため、籾の状態で厳重に保管しています。また、第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づき実施したモニタリング措置による交雑調査の結果、交雑粒は見つからなかったことをお知らせします。

◎収穫以降の処理
○収穫(稲刈り)平成20年10月8日(水)
  • 稲刈り後、防鳥網が設置された隔離ほ場でハザ掛けにより自然乾燥させました。
○脱穀平成20年10月22日(水)
  • 収穫量:78.2kg(粗籾)
○残渣処理平成20年10月23日(木)
  • 残渣(ワラ等)は、隔離ほ場内で裁断し、一カ所にまとめ飛散等を防ぐためにビニールシートをかけて隔離ほ場で保管しました。
平成21年1月14日(水)
  • 越冬試験が終了し、残渣(ワラ等)及び地下部を隔離ほ場水田内に鋤込み処理しました。全ての試験・作業が終了したので防鳥網を撤去しました。
◎交雑調査
○調査方法(モニタリング用指標作物配置期間:平成20年8月11日(月)〜9月1日(月))
  • 隔離ほ場を囲むように敷地境界6箇所に指標作物「モチミノリ」を植えたポットを設置しました。
○調査結果
  • 指標作物から収穫した種子20,644粒を調査した結果、キセニア現象を生じていたものは0粒で、交雑は認められませんでした。

○ この件に関する問い合わせ先

   独立行政法人 農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究推進室
   電話番号:029−838−7431(田部井、石川)
   電子メ−ル:kenkyu-suishin@nias.affrc.go.jp
   インターネットからの問い合わせ:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/question/
   ホームページアドレス:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/


 【掲載新聞】 2月3日火曜日:常陽新聞

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