平成２４年１月２３日
独立行政法人 農業生物資源研究所 |
平成23年度遺伝子組換えイネ（スギ花粉症治療イネ）の
栽培管理及び交雑調査結果について
当所の研究推進に関しましては、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
農業生物資源研究所隔離ほ場において、平成２３年７月２１日（木曜日）に移植、８月４日（木曜日）に補植し栽培を行いました遺伝子組換えイネ（スギ花粉症治療イネ：OsCr11）について、種子、花粉の拡散防止措置と収穫以降の処理等についてお知らせします。
収穫物は、今後実施予定の様々な安全性試験等に使用するため、籾の状態で厳重に保管しています。また、第１種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づき実施したモニタリング措置による交雑調査の結果、交雑粒は見つからなかったことをお知らせします。
記
- ◎ 種子、花粉の拡散防止措置
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- 防鳥網設置 平成２３年８月２５日（木曜日）
- 防風網設置 平成２３年９月２０日（火曜日）
- ◎ 収穫以降の処理
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- 収穫（稲刈り） 平成23年11月8日（火曜日）
- 稲刈り後、防鳥網が設置された隔離ほ場でハザ掛けにより自然乾燥させました。
- 脱穀 平成２３年１１月２４日（木曜日）
- 収穫量 １０１．５ｋｇ（粗籾）
- 収穫物は、密閉容器に入れ研究室に移動し、鍵付き冷蔵庫で保管しています。
- 残渣処理 平成２３年１１月２４日（木曜日）
- 残渣（ワラ等）は、隔離ほ場水田内での不活化処理のため、裁断し、撒布しました。
- 平成２４年１月１７日（火曜日）
- 越冬試験が終了し、残渣（ワラ等）及び地下部を隔離ほ場水田内に鋤込み処理しました。全ての試験・作業が終了したので防鳥網を撤去しました。
- ◎ 交雑調査
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- 調査方法（モニタリング用指標作物配置期間 平成２３年９月７日（水曜日）〜９月２１日（水曜日））
- 隔離ほ場を囲むように敷地境界６箇所に指標作物「関東糯２３６号」を植えたポットを設置しました。
- 調査結果
- 指標作物から収穫した種子２２，８４０粒を調査した結果、キセニア現象を生じていたものは０粒で、交雑は認められませんでした。
問い合わせ先など
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