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平成28年1月19日 |
国立研究開発法人 農業生物資源研究所 |
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平成27年度遺伝子組換えイネ(複合病害抵抗性イネ)の栽培管理及び交雑調査結果について
国立研究開発法人農業生物資源研究所は、遺伝子組換えイネ(複合病害抵抗性イネ)の栽培(※第一種使用等)を同所隔離ほ場において、平成27年5月27日(水曜日)の移植(田植え)から水田での栽培を行ってきましたが、この度栽培を終了しましたので、種子等の拡散防止措置、花粉飛散による交雑調査及び収穫以降の処理等に関してお知らせします。
なお、第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づき実施したモニタリング措置による交雑調査の結果、交雑粒は見つからなかったことをお知らせします。
※ 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(水田)での使用
記
◎種子等の拡散防止措置
- 防鳥網設置 平成27年5月27日(水曜日)
- 防鳥網撤去 平成27年10月15日(木曜日)
◎収穫以降の処理
- 収穫(稲刈り) 平成27年10月6日(火曜日)
- 収穫物(種子)の一部は、密閉容器に入れ研究室に移動し、法令に定める方法で保管しています。
- 収穫作業は、系統別に、株ごとに刈り取り、隔離ほ場内実験棟において自然乾燥させ、後日、収量の計測を行いました。
- 残渣処理
- 稲刈り時の残渣(ワラ・切り株等)は、隔離ほ場水田内で裁断(収穫日に実施)し、地下部とともに、隔離ほ場水田内に鋤込み不活化しました(平成27年10月15日(木曜日))。
- 収量測定後の植物体は焼却炉を用いて不活化しました(平成27年12月14日(月曜日)〜25日(金曜日))。
◎交雑調査
- 調査方法(モニタリング用指標作物配置期間 平成27年8月2日(日曜日)
〜8月18日(火曜日))
- 隔離ほ場を囲むように敷地境界等6箇所に開花期が重複する指標作物「関東糯236号」を植えたポットを設置しました。当初は指標作物として「モチミノリ」を用いる予定でしたが、開花時期が合わなかったため、「関東糯 236 号」に変更しました。
- 調査結果
- 指標作物から収穫した種子13,728粒を調査した結果、キセニア現象を生じていたものは0粒で、交雑は認められませんでした。
問い合わせ先など
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