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平成26年10月10日 |
独立行政法人 農業生物資源研究所 |
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平成26年度遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ)の栽培管理及び交雑調査結果について
当所の研究推進に関しましては、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所高機能隔離ほ場において、平成26年4月23日(水曜日)に移植(田植え)し栽培を行ってきました遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ:7Crp#10)について、種子等の拡散防止措置、花粉飛散による交雑調査及び収穫以降の処理等についてお知らせします。
収穫物は、実験室等において籾の状態で保管するとともに、医薬品開発の一環として、将来の治験に向けたデータを集積するための試験材料として使用します。
また、第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づき実施したモニタリング措置による交雑調査の結果、交雑粒は見つからなかったことをお知らせします。
記
◎種子等の拡散防止措置
◎収穫以降の処理
- 収穫(稲刈り)及び脱穀 平成26年8月5日(火曜日)
- 稲刈り後直ぐに脱穀し、高機能隔離ほ場内の自然乾燥舎内において乾燥機により乾燥しました。
- 収穫量 スギ花粉ペプチド含有イネ 434.6kg(粗籾)
- 収穫物は、将来の治験に向けたデータを集積するための試験材料として使用すると
ともに、密閉容器等に入れ、他の種子と区別して実験室の冷蔵庫等に保管しています。
- 残渣処理 平成26年8月19日(火曜日)
- 残渣(ワラ等)は、不活化処理のため隔離ほ場水田内で裁断(収穫日に実施)し、地下部とともに、隔離ほ場水田内に鋤込み処理しました。また、隔離ほ場水田での全ての試験・作業が終了したので、防鳥網を撤去しました。
◎交雑調査
- 調査方法(モニタリング用指標作物配置期間 平成26年6月16日(月曜日)〜7月9日(水曜日))
- 隔離ほ場を囲むように敷地境界等4箇所に開花期が重複する指標作物「はくちょうもち」を植えたポットを設置しました。
- 調査結果
- 指標作物から収穫した種子12,468粒を調査した結果、キセニア現象を生じていたものは0粒で、交雑は認められませんでした。
問い合わせ先など
(独)農業生物資源研究所 理事長 | 廣近 洋彦 |
栽培実験責任者:(独)農業生物資源研究所 |
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遺伝子組換え研究センター長 |
野 誠 |
広報担当者:(独)農業生物資源研究所 広報室長 | 谷合 幹代子(たにあい きよこ) |
電話:029-838-8469 E-mail:nias-koho@nias.affrc.go.jp |
ホームページのアドレス:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/ |
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