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 農業生物資源研究所メールマガジン 91号 平成26年9月30日 

□■目次■□
 
<お知らせ>
 
<プレスリリース>
 
<遺伝子組換え情報>
 
<イベント・行事案内>
 
<求人>

<お知らせ>
1) 見学の申込みについて
  • 生物研には、博物館・ギャラリーのような特別な施設はありませんが、研究施設の一部、研究成果の展示スペースなどを見ていただくことができま す。
  • 見学等については事前申込制となっており、見学のお申し込みは、見学予定日の3週間前迄に申込みフォーム、メールまたはファクシミリにてお申込 みください。
  • ただし、4月末から本部地区のジーンバンク施設新築工事等に伴い、見学会場の変更等を行う場合がございます。
  • 筑波農林研究団地内各機関を2機関以上見学される場合は、農林水産技術会議事務局筑波事務所にお申し込み下さい。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。
 生物研:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/kengaku/
 農林水産技術会議事務局筑波事務所:http://sto.affrc.go.jp/publicity/kengaku
<プレスリリース>
2) 多様な機能を付与する有用遺伝子をイネから発見 −耐病性、耐塩性、耐乾性、光合成向上、分げつ増大− (平成26年9月1日発表)
  • イネのヘムアクチベータータンパク質遺伝子(OsHAP2E)の過剰発現が、植物病原菌や細菌、塩害及び乾燥に対する抵抗性を付与し、光合成及 び分げつ数を増大させるという機能をもつことを発見しました。
  • たった1つの遺伝子が、このように多くの有用機能を付与することはこれまで知られていませんでした。
  • 今後、この遺伝子を利用することにより、植物病原菌や細菌による病害耐性を付与するだけでなく、塩害や乾燥地帯において作物の栽培を可能にし、人口増大に伴う食料不足に貢献すると期待されます。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2014/20140901/
3) 極限乾燥耐性生物ネムリユスリカのゲノム概要配列を解読 −生物がカラカラに乾いても死なないメカニズムの解明へ− (平成26年9月12日発表)
  • アフリカ中央部の半乾燥地帯の岩盤地域に生息し、極度の乾燥条件に耐えうる能力を持つネムリユスリカのゲノム塩基配列を解読し、その概要配列を明らかにするとともに、干からびても死なないネムリユスリカに極限的な乾燥耐性をもたらす遺伝子多重化領域と乾燥時特有の遺伝子発現調節機構を発 見することに成功しました。
  • 今後、極限乾燥耐性をもたらす遺伝子を利用することで、iPS細胞や受精卵、血液などの常温乾燥保存法の開発の促進が期待されます。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2014/20140912/
4) ブタのコラーゲンから角膜再生に適した新素材を開発 −生体適合性の高い角膜再生素材として期待− (平成26年9月19日発表)
  • ブタコラーゲンを用いて、透明性と生体適合性に優れた半球面形状の新素材を開発しました。
  • の新素材を足場としてヒトの細胞を培養することで、角膜組織を再現できました。今後、東京大学医学部附属病院では、この成果を利用して新しい角膜再生医療技術の実用化に取り組みます。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2014/20140919/
5) 根粒の数を調節する転写因子 −根粒共生の省エネルギーシステムの起動スイッチを発見− (平成26年9月22日発表)
  • ダイズやインゲンなどの重要な農作物を含むマメ科植物は、葉を介した遠距離シグナル系によって根全体の根粒の数を調節しています。
  • 根粒の着生数のバランスを保つ機構において、NINという名の一つの転写因子が根粒形成の開始と抑制を同時に行っていることを明らかにしました。
  • 根粒の数の調節は、マメ科植物が過剰なエネルギーの消費を回避して健全に生長するたに極めて重要です。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2014/20140922/
<遺伝子組換え情報>
6) 遺伝子組換えの情報提供を随時行っています。
  • 遺伝子組換え作物のほ場での栽培、隔離飼育区画における遺伝子組換えカイコの飼育実験情報を随時、更新し、情報提供をするとともに、過去の遺伝子組換え情報もご覧いただけます。
  • 最新更新情報は、平成26年度遺伝子組換えイネの収穫を実施 −開花期制御イネを隔離ほ場で収穫− (平成26年9月29日) のお知らせです。
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/navi/index3.html
<イベント・行事案内>
7) 国立科学博物館特別展「ヒカリ展」に出展協力します。
  • ヒカリ展は、「宇宙と光」「地球と光」「人と光」をキーワードに、美しい光の世界を紹介する展覧会です。
  • 宇宙から地球に降りそそぐ光は、地球の磁気圏や大気圏を通り私たち人類が生活する地上を照らしています。
  • 本展では、目に見える光(可視光)だけでなく、電波や赤外線、紫外線、X線なども含めた広い意味での光を扱います。太陽や星、オーロラ、光る鉱 物や生物など、自然界に存在するさまざまな「光」を集め、その魅力やふしぎに迫ります。
  • 生物研からは、光る十二単風舞台衣装、光る遺伝子組換え繭等を出展します。
開催日:平成26年10月28日(火曜日)〜平成27年2月22日(日曜日)
場所:国立科学博物館上野本館 (台東区上野公園7-20)
主催:国立科学博物館、日本経済新聞社、BSジャパン
協力:生物研ほか
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。
  http://hikari.exhn.jp/
8) 作物ゲノム育種研究センター設立記念シンポジウム「攻めの農林水産業に向けた作物ゲノム育種の展開」−先進的な品種創出による農業現場の新しい未来の構築へむけて−を開催します。
  • 本シンポジウムは、ゲノムマーカーの情報提供および解析支援、マーカーを活用した育種素材および品種開発など、新規的な育種手法の普及を担う「作物ゲノム 育種研究センター」の取り組みを紹介し、今後の共同研究を推進する目的で開催します。
  • ゲノム情報を活用した育種研究および品種開発を進めている独法研究機関、公設研究機関、民間研究機関および大学の皆様あるいはゲノム解読の機器や解析技術を提供しておられる民間会社の皆様の参加をお待ちしております。
開催日時:平成26年11月5日(水曜日) 10時〜16時30分
場所:つくば国際会議場(エポカル)中ホール200(茨城県つくば市竹園2丁目20-3)
主催:農研機構作物研究所、生物研
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。
 http://www.naro.affrc.go.jp/genome/contents/news/053550.html
<求人>
9) 職員(一般職員)の募集を行っています。
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/koubo/
10) 契約職員(特別研究員、補助員)の募集を引き続き行っています。
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/koubo2/

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生物研広報室
電話: 029-838-8469
ホームページ: http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/

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