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農業生物資源研究所は2008年5月29日、
大韓民国農村振興庁農業生命工学研究院と研究協定(MOU)を締結

農業生物資源研究所(NIAS)は2008年5月29日、大韓民国農村振興庁(RDA)傘下の農業生命工学研究院(NIAB)と包括的な研究協力関係を築くためにMOUを締結しました。

MOU締結式は、5月29日、大韓民国水原市のNIAB庁舎において、NIAB院長CHUNG Chan-Ho博士と当所石毛理事長との間で交わされ(写真1)、今後の両者の研究協力、アジア地域における農業技術開発の先進機関として連携の強化が確認されました。また、本MOUに基づき、NIASジーンバンクが保有する韓半島原産の植物遺伝資源(PGR)のうちRDAジーンバンクが所有していないものを、RDAジーンバンクが所有する日本原産のPGRのうちNIASジーンバンクが所有していないものを、それぞれのジーンバンクに提供するという最初の合意がなされました。この合意書の締結も今回、RDA遺伝資源センターKIM Tae-San博士と当所河Pジーンバンク長との間で交わされました(写真2)。この合意書でNIASジーンバンクからRDAジーンバンクに提供されるPGRは1,055点で、このうち、第1回目提供として600点が、今回の訪問時にRDAジーンバンクにおいて、RDA庁長LEE Soo-Hwa博士に石毛理事長から手渡されました(写真3)

今回のMOUの締結とこのPGRの提供は、両国の連携・協力の新しい時代の第一歩となるばかりでなく、NIABとNIASの研究協力の一層の発展に繋がるものと考えられます。

MOU(Memorandum of Understanding) [PDF]

LOA(Letter of Agreement) [PDF]

写真1写真2
写真1写真2
写真3写真4:RDAジーンバンクの新しい氷点下18度の種子貯蔵庫
写真3写真4:RDAジーンバンクの
新しい氷点下18度の種子貯蔵庫

 【掲載新聞】 6月13日(金):化学工業日報
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