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農業生物資源研究所と豪州連邦科学産業研究機構が
研究協力に関する協定を締結

独立行政法人農業生物資源研究所(以下、生物研)では、豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)植物産業部門(本部:キャンベラ市)との研究交流・協力を促進するため2008年7月1日に共同研究覚書(MOU)を交わしました。この協定の締結により、生物研とCSIRO間の研究者の交流、共同研究の実施などを通じて、生物研が推進しようとする農業生産性の飛躍的向上、農産物の新たな需要の創出ならびに新産業の創出に関する研究の進展が期待されます。生物研では今後とも海外研究機関との連携・協力を積極的に進めていきます。

【研究協力の要旨】

生物研では、イネゲノム研究等の研究成果を基盤として海外研究機関(大学等を含む)との積極的な研究交流・共同研究を進めており、IRRI(国際稲研究所)、コーネル大学等の海外の複数の研究機関とMOUを締結してきましたが、海外研究機関との積極的な研究交流、情報交換、研究者の交流を図ることが生物研の担うべき課題のひとつであると位置づけ、取組みの強化をしてきたところです。今回、豪州で最大の農業分野における研究機関であるCSIRO植物産業部門を訪問し協議を行った結果、石毛光雄理事長とジェレミー・バードン部門長は、生物研とCSIROとの間の研究協力関係に合意し共同研究覚書を交わしました(写真)。協定を締結したCSIRO植物産業部門では、モデル植物であるシロイヌナズナやコムギやオオムギ等の作物を対象として、基礎から応用に至る一連の研究を行っており、ゲノム情報を活用した研究が盛んに行われています。

【MOUの概要】

本MOUの下では、以下のような広範囲な協力活動が行われます。

  1. 研究者、教職員及び学生の相互交流
  2. 共同研究の優先的実施
  3. 国際会議、セミナー、シンポジウム等の開催
  4. 出版物・研究成果情報等の相互交換
共同研究覚書取り交わしの様子

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