製糸の歴史とシルクの現在の姿を紹介する「'99シルクフェアー in おかや」が、作年に引き続き4月29日に蚕糸・昆虫農業技術研究所製糸技術研究チームを中心とした岡谷市内の6会場で開催される。これは岡谷市観光協会・岡谷蚕糸団体連合会等5団体で組織するシルクフェアー実行委員会の主催で毎年4月29日に営まれている蚕霊供養祭に合わせて開催される。
製糸技術研究チームでは、ハイブリッドシルク、シルクウェーブ、シルクシェルなどの実演・展示をはじめとして、生きた蚕の展示、繭人形作り・絹和紙による押し絵作り・シルクキャン・糸繰りロボット・1粒繭繰りなどの体験コーナーを設ける。
当研究チームの他には、市立岡谷蚕糸博物館、岡谷絹工房、シルク市場、旧林製糸家住宅及び蚕霊供養塔を見て廻るコースがあり、市内各所で同時にそれぞれのイベントが行われるシルクフェアーは全国でも珍しく、多くの来場を呼びかけている。