蚕糸昆虫研ニュース No.43(1999.6)

<情報コーナー>
平成10年度蚕糸・昆虫機能試験研究運営会議

 今年度から、蚕糸・昆虫機能試験研究運営会議と名称を変更し、機関評価の一環として位置づけられた標記会議は、平成11年3月19日(水)13:30〜17:00、蚕糸・昆虫研中会議室を会場に開催された。参加者は外部委員11名と所内関係者15名、計26名であった。
 所長の挨拶のあと、里山環境生物学研究所長玉木佳男氏が座長に選任され、会議が進められた。(1)試験研究の背景と推進体制、研究所運営の現状についての企画連絡室長から概要の報告と説明、(2)平成10年度研究成果4課題の紹介、(3)各研究部の重点検討事項についての研究部長からの報告等を踏まえて、外部評価委員との意見交換を行った。
 意見交換における主な意見としては以下のものがあった。(1)蚕糸・昆虫研は県の昆虫応用研究のリーダーシップも取って欲しい。(2)何らかの形で蚕糸技術を残すことが大事である。(3)昆虫工場での有用物質生産とか、昆虫機能とリンクさせることで蚕糸を残すことも考えられる。(4)研究成果の出口を開拓していくためには、積極的に民間につなげる姿勢が必要となる。 (5)経常研究課題などの一般的な評価はどうやっているのか。
 

(企画科)
 

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