夏期大学は、製糸業発展のための情報交換の場として、製糸技術研究チームが事務局となり毎年岡谷で開催している。今年は7月22、23日の2日間に亘り市内の会場で行った。昨今の情勢の変化から、本年より製糸に限らず養蚕、織物、絹加工、アパレル面、ファッションなどシルク全般に関する内容として、夏期大学の名称も表記のように変更した。
1日目は蚕糸・昆虫農業技術研究所井上昆虫機能研究官の「バイオマテリアル養蚕と昆虫工場の将来」をはじめとし、「ファッションと健康」、「21世紀の絹織物業のあり方」についての講演が行われ、2日目は岡谷絹・松岡姫のブランドシルクに関する講演が行われた。全国からシルク関係者約120名の出席を得て、盛大に開催することができた。