農業生物資源研究所 特許情報

【発明の名称】

セリシンを大量に生産する蚕品種

【要 約】 【目的】(J)突然変異種の「裸蛹系統」に、普通品種の「強健・多糸量系統」を交雑させることにより、機能性素材として有用なセリシンを大量に生産し、かつ営繭率がよく、裸蛹や半化蛹が出現しない新規な蚕品種を得る。£雑種一代、セリシン、蚕CDNA、機能性素材【構成】「Nd系統」等の突然変異種の「裸蛹系統」に、普「NS2系統」または「CS83系統」等の普通品種の「強健・多糸量系統」を交雑させることにより得られ、営繭率が98%、1頭当たりの吐糸量が82mg、セリシン量の割合が99%で、裸蛹系統の「Nd系統」に比べてセリシン生産量が4.4倍である。尚、この蚕品種は、EcoRIで切断した蚕染色体DNAの制限酵素断片長多型(RFLP)を、蚕の28対の各染色体に座乗する遺伝子に由来する蚕cDNAをプロ−ブに用いて検出することにより、他の蚕品種と区別することができる。
【出願番号】 2000- 59239 【出願日】 2000/03/03
【公開番号】 2001-245550 【公開日】 2001/09/11
【登録番号】 3374177 【登録日】 2002/11/29
【出願人】 農業生物資源研究所
【発明者】 宮島 たか子
山本 俊雄
間瀬 啓介
原 和二郎
【代理人】 平木 祐輔
【審査請求】 請求済み 【請求項の数】 2

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