| 【発明の名称】 | 新たな機能を持つジベレリン2−酸化酵素遺伝子およびその利用 |
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| 【要 約】 | 新たなGA2−酸化活性を有する植物由来のタンパク質をコードするDNAを提供することを課題とする。さらに、該DNAを利用して植物のGA含量を調節することにより植物の草型を改変するもとをも課題とする。縮重プライマーを用いたPCRを行った結果、新規なOsGA2ox2およびOsGA2ox3を得た。OsGA2ox3の遺伝子産物が、OsGA2ox1などの他のGA2−酸化酵素とは異なり、GA20からGA29へおよびGA29からGA29−カタボライトへの2段階の酸化を触媒することを見出した。さらに、OsGA2ox3を発現するトランスジェニックイネ植物体の生長が対照の植物体と比較して抑制されることを見出した。【目的】(J)特定アミノ酸配列を有するジベレリン2−酸化活性を示す植物由来蛋白質をコ−ドする、植物の草型を改変でき、活性の抑制により植物の矮性化、活性の促進により植物体、特に飼料用作物の収穫量の向上等が可能な新規標記遺伝子。【構成】ジベレリン2−酸化活性を示す植物由来の蛋白質をコ−ドする、式†1等に記載のアミノ酸配列からなる蛋白質をコ−ドするDNA、式†2等に記載の塩基配列のコ−ド領域を含むDNA等のいずれかに記載の新規ジベレリン2−酸化酵素遺伝子であり、植物の草型を人為的に改変でき、ジベレリン2−酸化活性の抑制により植物の矮性化、ジベレリン2−酸化活性の促進により植物体、特に、飼料用作物の収穫量の向上等が可能である。この遺伝子は、ジベレリン2−酸化活性を有する蛋白質をコ−ドするDNAを有するイネ品種からゲノムDNAを抽出し、ゲノミツクライブラリ−を作製し、これをこの遺伝子の部分塩基配列からなるプロ−ブを用いてスクリ−ニングすることにより得られる。 | ||
| 【出願番号】 | 2002-276051 | 【出願日】 | 2002/09/20 |
| 【公開番号】 | 2004-105154 | 【公開日】 | 2004/04/08 |
| 【登録番号】 | 3783777 | 【登録日】 | 2006/03/24 |
| 【出願人】 | 農業生物資源研究所
理化学研究所 農業・生物系特定産業技術研究機構 |
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| 【発明者】 | 萱野 暁明
坂井 美穂 坂本 知昭 小林 正智 松岡 信 田中 宥司 斉藤 臣雄 |
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| 【代理人】 | 清水橋本国際特許事務所 | ||
| 【審査請求】 | 請求済み | 【請求項の数】 | 0 |