農業生物資源研究所 平成18年度特許情報

【発明の名称】

釣り餌用昆虫由来の繭糸の分離方法、ならびにこの分離繭糸を用いた繊維製品およびその製造方法

【要 約】

【課題】釣り餌用昆虫由来の繭糸の分離方法、分離繭糸を用いた繊維製品およびその製造方法の提供。
【解決手段】昆虫を飼育する過程で生ずる夾雑物が混じっている繭糸にタルクとデンプンとを含んだ粉末分離材を加え、第一の篩い段階および第一の篩より目の細かい篩を用いる第二の篩い段階により処理し、夾雑物を取り除いて繭糸を分離する。夾雑物は、蛹、餌カス、脱皮殻、幼虫の糞、水分等である。上記のようにして分離した繭糸をカーディングして得られたシルクウエブを紡績するか、この繭糸のシルクウエブと綿蚕等の第二繊維素材のシルクウエブとを複合して複合シルクウエブとし、次いでカーディングして複合紡績用シルクラップを得、その後紡績することにより紡績糸および紡績製品を得る。

【出願番号】 2003-36883 【出願日】 2003/2/14
【公開番号】 2004-244762 【公開日】 2004/9/2
【登録番号】 3837534 【登録日】 2006/8/11
【出願人】 (独)農業生物資源研究所
【発明者】 塚田 益裕、馬越 芳子、於保 正弘、(神田 千鶴子、岡部 孝幸)
【代理人】 打場 洋次
【審査請求】 請求済み 【請求項の数】 11

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