農業生物資源研究所 平成18年度特許情報

【発明の名称】

絹タンパクから細胞生育ペプチドの抽出と利用

【要 約】

【課題】腫瘍細胞などの異常な細胞によって産生された細胞増殖因子とは異なり、安全性に優れ、比較的低分子量で安定性にも優れ、かつ細胞生育促進性に優れたペプチドを得ることを目的とする。
【解決手段】 絹タンパクを構成する非結晶部のペプチド鎖から選ばれる1又は2以上のペプチド鎖の部分ペプチドを含有してなり、該部分ペプチドはアミノ酸残基数が4から40からなる特定のアミノ酸配列を有するペプチドである細胞生育促進性に優れたペプチド組成物。
【効果】 分子量が1 万以下、好ましくは4, 000から400の特定のアミノ酸配列を有するペプチドを、絹タンパクの非結晶部から分離、分収すると共に、それらと類似のペプチドを合成することにより、細胞生育性に優れた新規ペプチドを提供できた。
これらのペプチドを細胞接着剤、細胞増殖促進剤、創傷治癒促進剤、化粧料等のスキンケア用素材や細胞培養基材などのバイオ素材として有用可能である。

【出願番号】 2003-406608 【出願日】 2003/12/4
【公開番号】 2004-339189 【公開日】 2004/12/2
【登録番号】 3906924 【登録日】 2007/1/26
【出願人】 (独)農業生物資源研究所
坪内 紘三
【発明者】 坪内 紘三、山田 弘生
【代理人】 白崎 信二
【審査請求】 請求済み 【請求項の数】 7

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