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プレスリリース   別紙参考(研究の背景、研究の詳細、今後の展開用語解説

プレスリリース
平成19年6月26日
独立行政法人 農業生物資源研究所

(独)農業生物資源研究所が、イネ遺伝子全体の働きを同時に
解析できる画期的なツール「イネ44Kマイクロアレイ」を開発

- 商品化により遺伝子研究の加速が期待 -


  (独)農業生物資源研究所は、イネゲノム解析研究で得られたイネゲノム全塩基配列情報、イネ完全長cDNA情報及びイネアノテーションデータベース情報を用いて、イネが持つ約3万2千個の遺伝子全体の働き(発現量)を同時に解析できるツール「イネ44Kマイクロアレイ」を開発しました。

  本マイクロアレイは、個々の遺伝子に特有な塩基配列情報の一部と非常に精度の高い最先端マイクロアレイ作成技術を駆使して作成されており、遺伝子の発現解析を可能としました。

  開発した「イネ44Kマイクロアレイ」は、アジレント・テクノロジー(東京都八王子市)から販売され、イネの基礎的科学研究や農業・産業分野における応用・実用的研究で幅広く利用されることが期待されます。

  なお、本研究は、農林水産省委託プロジェクト研究「アグリ・ゲノム研究の総合的な推進」の「QTL遺伝子解析の推進」で実施されたものです。


【問合せ先】
研究推進責任者
 (独) 農業生物資源研究所 理事佐々木 卓治
代表研究担当者
 (独) 農業生物資源研究所 基盤研究領域
        ゲノムリソースセンター センター長 長村 吉晃
電話:029-838-7456
広報担当者
 (独) 農業生物資源研究所 広報室長新野 孝男
電話:029-838-8469

【研究担当者の所属】
(独)農業生物資源研究所
基盤研究領域ゲノムリソースセンターセンター長長村 吉晃
植物ゲノム研究ユニット上級研究員菊池 尚志
QTLゲノム育種研究センターセンター長矢野 昌裕
基盤研究領域領域長廣近 洋彦

 【掲載新聞】6月27日(水):化学工業日報、日経産業新聞、7月16日(月):日経バイオテク

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