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プレスリリース
平成19年10月3日
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所
独立行政法人 農業生物資源研究所

DNAマーカー選抜で出穂性を改変した
「コシヒカリ」型水稲新品種の育成


  農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所と農業生物資源研究所では、DNAマーカー選抜技術を使い、さまざまな出穂期(開花する時期)の「コシヒカリ」型同質遺伝子系統を育成しています。平成18年に育成地の作物研究所(つくば市)において「コシヒカリ」よりも12日早く出穂する極早生型の「コシヒカリ関東HD1号」を育成し、今年度は「コシヒカリ」より10日遅く出穂する中生型の「関東HD2号」を育成しました。

  本品種により収穫作業の競合がなくなり、登熟期間中、高温に遭遇して品質が低下することを防ぎ、コシヒカリの良食味をそのままにして栽培時期を拡大することが期待できます。

  本研究は、農林水産省プロジェクト研究「食料供給力向上のためのグリーンテクノ計画」予算で実施されました。


参考資料[PDFファイル:457Kバイト]
【問い合わせ先】
研究推進責任者: (独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 所長黒田  秧
(独)農業生物資源研究所 理事長石毛 光雄
研究担当者:(独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所
稲マーカー育種研究チーム 竹内 善信
電話:029-838-8808
(独)農業生物資源研究所 QTLゲノム育種研究センター矢野 昌裕
電話:029-838-7135
広報担当者:(独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 企画管理室 
研究調整役 入来 規雄
電話:029-838-8260、ファクス:029-838-7488
(独)農業生物資源研究所 広報室長新野 孝男
電話:029-838-8469

 【掲載新聞】10月4日(木):日本農業新聞、日経産業新聞、10月11日(木):化学工業日報


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