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プレスリリース
平成20年1月31日
独立行政法人 農業生物資源研究所

農業生物資源研究所がオープンラボ「マイクロアレイ解析室」を開設

- 生物のゲノム情報の研究に有用 -


独立行政法人農業生物資源研究所(生物研)は、生物のゲノム情報を研究する際に有用なマイクロアレイ解析を支援する開放型研究施設(オープンラボ)「マイクロアレイ解析室」を平成20年2月1日に開設します。

オープンラボ「マイクロアレイ解析室」は、マイクロアレイという手法を用いてイネやトウモロコシ等のゲノムを解析したい研究者が生物研の有する機器を利用し、精度の高いデータを短期間に得られるように整備された施設です。また、得られたデータは、マイクロアレイ解析室のデータ保管システムの中に蓄積して、研究者間で共有し、貴重なデータを最大限に有効活用するシステムを構築するとともに一定期間後に公開する予定です。

生物研は、このオープンラボを通して、研究者間の情報交換や連携の促進、生命科学研究・ゲノム研究のさらなる発展とその研究成果の社会還元に一層寄与することを目指しています。

なお、「マイクロアレイ解析室」のさらに詳細な情報および利用申込方法は、生物研のホームページ(http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/)からご覧いただくことができます。

【別紙参考】 [PDF]
【問い合わせ先】
施設運営責任者: (独)農業生物資源研究所 ゲノムリソースセンター長 長村 吉晃
電話:029-838-7456
研究交流担当者: (独)農業生物資源研究所 産学官連携推進室長 大浦 正伸
広報担当者:(独)農業生物資源研究所 広報室長新野 孝男
電話:029-838-8469

 【用語解説】
マイクロアレイ(DNAマイクロアレイ、DNAチップ)解析

様々な配列をもつ微量のDNAをスライドグラスや膜等の基板上に整列化して固定し、それを利用して、数千から数万種類の遺伝子の発現量を一度に解析すること。生物研はイネゲノム解析研究で獲得したイネゲノム全塩基配列情報、イネ完全長cDNA情報及びイネアノテーションデータベース情報を基に遺伝子に特有な塩基配列情報を利用して、約3万2千個の遺伝子発現状況を同時に捕捉可能な「イネ44Kマイクロアレイ」を開発している。(参考資料:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/20070626_2/


 【掲載新聞】2月1日(金):日本農業新聞、2月4日(月):化学工業日報、2月8日(金):科学新聞


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