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イネ低温発芽性遺伝子qLTG3-1の発見ホクレン農業協同組合連合会は、独立行政法人農業生物資源研究所と共同で、世界で初めて、低温条件下で発芽を向上させる遺伝子がイネに存在することを発見しました。 この遺伝子(qLTG3-1)について詳しく調べた結果、低温だけではなく、塩害、乾燥、高温といったストレス条件においても、発芽を向上させる機能があることがわかりました。 また、トウモロコシやコムギなどの世界の主要作物にもこの遺伝子が存在することがわかりました。したがって、当研究の成果は、世界的な「穀物の安定生産」を目指す上で画期的な発見といえます。 本論文の概要は、平成20年8月22日(日本時間)「米国科学アカデミー紀要」のオンライン版に掲載されました。 この研究は農林水産省からの受託研究である「アグリ・ゲノム研究の総合的な推進」で実施しました。 なお、この記事については、ホクレン農業協同組合連合会が8月22日にプレスリリースしました。
Kenji Fujino, Hiroshi Sekiguchi, Yasuyuki Matsuda, Kazuhiko Sugimoto, Kazuko Ono, and Masahiro Yano 【この件の問い合わせ先】 ホクレン農業協同組合連合会 農業総合研究所 作物機能開発課 まで 電話番号:0123−89−2046、ファクス:0123−89−2641 【掲載新聞】 9月3日水曜日:日本農業新聞、9月4日木曜日:日刊工業新聞、 9月8日月曜日:化学工業日報 [ 農業生物資源研究所トップページ ] [ プレスリリースリスト ] |