[ 農業生物資源研究所トップページ ] [ プレスリリースリスト ]



プレスリリース
平成21年2月12日
独立行政法人 農業生物資源研究所

農業生物資源研究所がオープンラボ
「昆虫遺伝子機能解析関連施設」を開設

- 昆虫のゲノム情報の研究、組換え体カイコの作製に有用 -


ポイント
  • 昆虫の遺伝子機能解析や組換え体カイコ作製に有用なオープンラボを開設
  • 産官学の研究者によるカイコゲノム情報やカイコ遺伝子組換え技術の活用を支援し、昆虫ゲノム研究の発展と組換え体カイコによる新たな産業創出を促進

概要                                                                                          

(独)農業生物資源研究所(生物研)は、蓄積したカイコゲノム情報やカイコ遺伝子組換え技術の有効利用を図るため、昆虫の遺伝子機能解析、組換え体カイコ作製に有用なオープンラボ(開放型研究施設)を開設しました。

オープンラボ「昆虫遺伝子機能解析関連施設」では、研究のノウハウの習得や、施設の確保が難しい研究者が研究実施に必須な技術的サポートを受けられる体制を整備し、昆虫の機能遺伝子の解明や組換え体カイコの利用等を進める上で必要なサービスを提供することを目的としています。具体的には、カイコで蓄積したゲノム情報を最大限に活用し、カイコ遺伝子のポジショナルクローニング、マーカー情報の利用、マイクロアレイ解析、遺伝子組換えカイコの作製等の研究が効率的に進められるような機器や施設を整備しています。

当所は、このオープンラボを通して、研究者間の情報交換や連携の促進、新たな産業創出につながる成果の創出を図り、科学技術の発展により社会に一層貢献することを目指しています。

なお、「昆虫遺伝子機能解析関連施設」の情報および利用申込方法は、生物研のホームページ(http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/)からご覧いただくことができます。

参考資料 [PDFファイル:141キロバイト]


問い合わせ先など                                                                         

(独)農業生物資源研究所 茨城県つくば市 理事長石毛 光雄
施設運営責任者:(独)農業生物資源研究所 昆虫科学研究領域長 竹田  敏
研究交流担当者:(独)農業生物資源研究所 産学官連携推進室長 大浦 正伸
電話番号:029−838−7435
広報担当者:(独)農業生物資源研究所 広報室長新野 孝男
電話番号:029−838−8469


【掲載新聞】 2月13日金曜日:日本農業新聞、化学工業日報、茨城新聞

[ 農業生物資源研究所トップページ ] [ プレスリリースリスト ]