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平成21年4月30日 独立行政法人 農業生物資源研究所 |
牛ゲノムの完全解読に成功、 国際研究チームに生物研特別研究員谷口雅章氏貢献
- BSE等の病気の解明や優れた乳牛製品の生産に役立つと期待 -
研究成果は2009年4月24付けの米国の科学雑誌「サイエンス」の電子版に発表された。
米ベイラー医科大学を中心とした、25か国約300名の研究者による研究チームが担当し、6年をかけ完全解読に至った。
牛種は米国の肉牛として飼育されているヘレフォード種が用いられ、約2万2000の遺伝子を特定した。このうち80%が人間とほぼ共通であることがわかった。ラットやマウスより人間に近く、医学にも役立つと考えられている。
農業生物資源研究所 動物科学研究領域 家畜ゲノム研究ユニット特別研究員の谷口雅章氏は、生物研の前に在籍した、カナダのアルバータ大学において完全長cDNAのライブラリーの構築やシーケンス解析等の業務にあたっていた。
発表雑誌
Science 24 April 2009: Vol. 324. no. 5926, pp. 522 - 528 | DOI: 10.1126/science.1169588
Reports
The Genome Sequence of Taurine Cattle: A Window to Ruminant Biology and Evolution
【掲載新聞】 4月25日土曜日:日本農業新聞、4月28日火曜日:日刊工業新聞
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