農業生物資源研究所トップページ > プレスリリースリスト > ブタゲノム塩基配列の概要解読が完了
ブタゲノム塩基配列の概要解読が完了- 美味しく安心できる豚肉生産や医療用モデルブタ開発を加速 -ポイント
概要農業生物資源研究所と農林水産先端技術産業振興センター・農林水産先端技術研究所が共同で参加している国際ブタゲノムシーケンシングコンソーシアム(SGSC:12ヶ国・地域の大学・研究機関等で構成)は、ブタ全ゲノム塩基配列の概要解読を完了しました。ブタの全ゲノムは約27億塩基対からなりますが、今回の概要解読によりその約98%が明らかにされました。また、これに関連して、農業生物資源研究所を中心とした研究グループではブタの体内の諸器官で実際に発現している遺伝子の全長解読を行ってきており、これまでに10,000個以上の遺伝子の塩基配列を公開しています。今後、この情報を基に今回の概要解読されたゲノム配列のアノテーション(遺伝子の位置などの情報付加)の効率化・加速化が可能になります。これらのブタゲノム解析の成果によって、DNA情報を用いた良質で病気に強いブタ育種の加速化や、医療用実験モデル動物としてのブタの開発促進に貢献することが期待されます。
参考資料 [PDFファイル:159キロバイト] 英サンガー研究所Webサイト(Ensembl Genome Browser):http://uswest.ensembl.org/Sus_scrofa/Info/Index
問い合わせ先など
【掲載新聞】 11月3日火曜日:朝日新聞、11月5日木曜日:日本農業新聞、日刊工業日報、11月6日金曜日:化学工業日報、11月7日土曜日:常陽新聞、11月10日火曜日:日経産業新聞、11月13日金曜日:科学新聞 農業生物資源研究所トップページ > プレスリリースリスト > ブタゲノム塩基配列の概要解読が完了 |