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プレスリリース
平成22年9月16日
独立行政法人 農業生物資源研究所

遺伝子組換え温室の天窓開放に伴う
周辺環境での花粉飛散に係るモニタリング結果について


昨日、独立行政法人農業生物資源研究所において遺伝子組換え温室の天窓が一時開放状態にあったことを公表いたしました。遺伝子組換え温室の構造などから、花粉飛散の可能性はきわめて低いと考えられましたが、念のため、周辺への花粉飛散による交雑の有無についてモニタリングを実施しておりました。その結果が出ましたので報告いたします。

研究所敷地内で栽培中のイネを用いて、花粉飛散による交雑が生じているかいないかについて確認しましたところ、交雑は認められませんでした。

○モニタリング方法

9月15日に、研究所構内8カ所(別紙参照 (PDFファイル:335キロバイト);遺伝子組換え温室から最短で約70m、最長で約400m)から400サンプルを収集し、遺伝子組換えイネにのみ存在しているマーカー遺伝子を特異的に検出することができるPCR法により、交雑による遺伝子拡散の有無を検定した。

*PCR法とは、遺伝子DNAを増幅する手法であり、ごく微量のDNAであっても検出することが可能な分析法です。

【本件に関するお問い合わせ先】
安全管理室:渡邉
電話番号:029−838−7927


本資料は、筑波研究学園都市記者会、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブに配布しています。

 【掲載新聞】 9月17日金曜日:茨城新聞
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