プレスリリース |
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平成14年7月19日 独立行政法人 農業生物資源研究所 |
昆虫は4億年にわたる進化の過程で海洋を除く地球上のあらゆる環境に適応し、様々な「特異機能」や各種の「生体高分子」、「有用タンパク質」を生産する能力をもつことから、「21世紀最大の未利用生物資源」として世界が注目しています。
(独)農業生物資源研究所は、世界の昆虫研究をリードする中核拠点として、昆虫由来素材の加工によるアレルギー反応が少ない医用・生活用品等の開発や農業用・衛生害虫用「ゲノム創薬」の開発競争力を決定づける有用遺伝子領域の特定など、世界市場に挑戦できる技術開発を目指し研究を進めています。
世界的には、昨年認可されたヒトのゲノム創薬開発の成功を契機に、米、仏、中が国家プロジェクトを開始するなど、昆虫研究の競争は一気に加速する状況となっていますが、我が国100年の昆虫研究の成果と、民間企業の皆様がもつ創薬等のノウハウが結合すれば、日本の昆虫製品を世界に送り出す「日本発シルクロード」ができると期待しています。
本ワークショップでは、民間企業等の皆さんの期待に応えるべく、昆虫ゲノム創薬、昆虫工場、昆虫新素材の3分野について今後の産業化を展望するとともに、フリーディスカッションや個別の意見交換を予定しています。昆虫産業創出へとつなげる大きなプロジェクトへと展開させるためにも広くご意見を頂戴したく、民間企業、大学、都道府県、報道機関等の皆様の幅広いご参加をお待ちしております。
・独立行政法人 農業生物資源研究所 企画調整部 企画室 研究調整官 | 木内 信 | 電話 0298-38-7438 |
・独立行政法人 農業生物資源研究所 企画調整部 広報普及課長 | 下川幸一 | 電話 0298-38-7004 |
○ポスター(pdf形式、469キロバイト)
[掲載新聞]
2002/07/23 | 日刊工業新聞 |
2002/08/05 | 日経産業新聞 |
2002/08/07 | 日本工業新聞 |
2003/01/01 | 日経産業新聞 |