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[プレスリリース]
平成14年10月7日
独立行政法人 農業生物資源研究所
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「2002昆虫産業創出ワークショップ in 群馬」のご案内
− 群馬から世界へ、地方の「ものつくり」が日本発シルクロードをつくります −
- 趣旨
昆虫は4億年にわたる進化の過程で海洋を除く地球上のあらゆる環境に適応するための様々な「特異機能」を獲得しており、様々な「生体高分子」、「有用タンパク質」を生産する能力をもつことから、「21世紀最大の未利用生物資源」として世界が注目しています。
(独)農業生物資源研究所は、これまでの蚕糸・昆虫研究の蓄積をもとに、世界の昆虫研究をリードする中核拠点として、絹フィブロインなど昆虫由来素材の加工による生活・医療用品等の開発、昆虫を利用して合成困難なタンパク質を生産する「昆虫工場」など、カイコを中心とする昆虫利用の技術開発を目指し研究を進めています。
本ワークショップでは、カイコを中心とする昆虫および絹フィブロインなどの昆虫由来素材の利用について、今後の展望や最近の研究成果等についての講演に加えて、「昆虫工場」、「昆虫由来新素材」、農業用、衛生害虫用「ゲノム創薬」の3分科会に分かれて、産業振興に向けたフリーディスカッションや企業等との意見交換を行い、養蚕・蚕糸業と蚕糸・昆虫研究の基盤の上に新たな昆虫産業を振興するための方策を検討します。
- 参集範囲
民間企業、各種団体、大学、試験研究機関(県、独立行政法人等)、報道機関等。
- 日時
平成14年10月22日(火)、13:30〜17:00
- 場所
群馬県庁291会議室(29階)
群馬県前橋市大手町1−1−1
- 主催等
主催 (独)農業生物資源研究所
共催 (社)農林水産先端技術産業振興センター、(社)農林水産技術情報協会
後援 農林水産省農林水産技術会議事務局
農林水産省関東農政局
群馬県
- 内容
- 第1部 講演会
・県内産原材料を活用した昆虫製品開発の将来 | 農業生物資源研究所 | 川崎建次郎 |
・医用材料としての絹タンパク質利用の将来 | 群馬大学工学部 | 甲本忠史 |
・カイコの品種改良による「抗菌性絹タンパク質の生産」に向けて | 群馬県蚕業試験場 | 桑原伸夫 |
・カイコによるクモ糸タンパク質の生産 | 信州大学繊維学部 | 中垣雅雄 |
・絹タンパク質の多用途利用 | 東京農業大学農学部 | 長島孝行 |
- 第2部 分科会
- 独創的な「ものつくり」につながる農業生物資源研究所の研究成果およびカイコの新品種等を紹介し、民間企業、農業者団体等の皆さんのご質問、共同研究等のご提案にお答えします。
・農業用・衛生害虫用「ゲノム創薬」(カイコゲノム解析状況、他)
・昆虫新素材(セリシン蚕等特殊品種、他)
・昆虫工場(遺伝子組換えカイコ、他)
- 参加申し込み、締め切り:
参加者氏名、所属、所属部署、役職、住所、電話番号、ファックス番号、E-mailアドレスを記入し、10月11日(金)までにE-mail またはファックスでご連絡ください。
- 参加申込先: 別紙 のとおりです(pdfファイル 9,841バイト)。
(pdfファイルの表示には Acrobat Reader が必要です。) 
【昆虫産業創出ワークショップ事務局】
近藤惟義(E-mail: kondo@staff.or.jp 電話03-3586-8644、FAX 8277)
社団法人 農林水産業先端技術産業振興センター内
〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13
(その他下記でも受け付けております)
○ 独立行政法人 農業生物資源研究所 企画室 木内 信
(mkiuchi@affrc.go.jp、電話0298-38-7438、FAX 7416)
○ 社団法人 農林水産技術情報協会 参与室 岡田利承
(tokada@afftis.or.jp、電話03-3667-8931、FAX 8933)
○ 群馬県蚕業試験場栽桑育蚕部 清水 治
(shimi-osa@pref.gunma.jp、電話027-251-5145、FAX 5147)
「2002昆虫産業創出ワークショップ in 群馬」ポスター
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