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プレスリリース(場所:福島県庁)
平成14年10月30日
独立行政法人 農業生物資源研究所




「2002昆虫産業創出ワークショップ in 福島」のご案内

  1. 趣旨
      昆虫は4億年にわたる進化の過程で海洋を除く地球上のあらゆる環境に適応するための様々な「特異機能」を獲得しており、様々な「生体高分子」、「有用タンパク質」を生産する能力をもつことから、「21世紀最大の未利用生物資源」として世界が注目しています。
      (独)農業生物資源研究所は、これまでの蚕糸・昆虫研究の蓄積をもとに、世界の昆虫研究をリードする中核拠点として、絹フィブロインなど昆虫由来素材の加工による生活・医療用品の開発、昆虫を利用して合成困難なタンパク質を生産する「昆虫工場」など、カイコを中心とする昆虫利用の技術開発を目指し研究を進めています。
      世界的には、昨年認可されたヒトのゲノム創薬開発の成功を契機に、害虫防除剤の開発などを目的とした昆虫ゲノムの解読が始まるなど、昆虫研究の競争は一気に加速する状況となっていますが、我が国100年の昆虫研究の成果と、民間企業の皆様がもつ創薬等のノウハウが結合すれば、日本の昆虫製品を世界に送り出す「日本発シルクロード」ができると期待しています。
      本ワークショップでは、民間企業等の皆さんの期待に応えるべく、昆虫ゲノム創薬、昆虫工場、昆虫新素材の3分野について今後の産業化を展望するとともに、フリーディスカッションや個別の意見交換を予定していますので、多数のご参加をお願い致します。

  2. 参集範囲:
    民間企業、各種団体、大学、試験研究機関(県、独立行政法人等)、報道機関等

  3. 日時:平成14年12月2日(月) 13:30〜17:00

  4. 場所:福島県郡山市待池台1−12 福島県ハイテクプラザ

  5. 主催等:
    主催 農林水産省農林水産技術会議事務局
       (独)農業生物資源研究所
       (社)農林水産技術情報協会、(社)農林水産先端技術産業振興センター
    後援 福島県、(財)福島県産業振興センター、(財)大日本蚕糸会
       福島民報社、福島民友新聞社

  6. 内容:
    第1部 講演会
    1.日本の産業力を支える昆虫研究への期待ユニバーサルデザイン総合研究所赤池 学
    2.昆虫テクノロジーの可能性岩手大学農学部鈴木幸一
    3.昆虫細胞を利用した養殖魚ウイルス病ワクチンの生産〜官学共同の取り組み〜岐阜県淡水魚研究所中居 裕
    4.福島から世界へ:野蚕による生活資材の開発福島県農業試験場瓜田章二
    5.農業生物資源研究所の研究成果と昆虫ビジネスプランの提案農業生物資源研究所川崎建次郎
    第2部 分科会
    独創的な「ものづくり」につながる研究成果および新品種を紹介し、民間企業等の皆さんのご質問、共同研究等のご相談にお答えします。

  7. 参加申し込み、締め切り、参加費
    参加者氏名、所属、所属部署、役職、住所、電話番号、ファックス番号、E-mailアドレスを記入し、11月19日(火)までに E-mail またはファックスでご連絡ください。
    参加費は無料です。

  8. 参加申込先
    別紙のとおりです(pdfファイル 4,622バイト)。
      (pdfファイルの表示には Acrobat Reader が必要です。) 

福島大会:参加申込先

【昆虫産業創出ワークショップ事務局】
 近藤惟義(E-mail: kondo@staff.or.jp、 電話03-3586-8644、FAX 8277)

 社団法人 農林水産業先端技術産業振興センター内
   〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13

(その他下記でも受け付けております)
 ○ 独立行政法人 農業生物資源研究所 企画室 木内(きうち) 信
               (mkiuchi@affrc.go.jp、電話0298-38-7438、FAX 7416)
 ○ 社団法人 農林水産技術情報協会 参与室 岡田利承
               (tokada@afftis.or.jp、電話03-3667-8931、FAX 8933)

「2002昆虫産業創出ワークショップ in 福島」ポスター

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[掲載新聞]
2003/01/01日経産業新聞