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プレスリリース

平成16年4月5日
独立行政法人 農業生物資源研究所




農業生物資源研究所で行う
遺伝子組換えイネ及びダイズの第1種使用(圃場試験)についての情報提供

「第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針」(別添参考)[PDFファイル]
基づいた情報提供です。)


農業生物資源研究所で行う遺伝子組換えイネ及びダイズの第1種使用について
  農業生物資源研究所では、スギ花粉症予防効果が期待されるペプチドを生産する組換えイネ及び草型を改変した組換えイネの隔離圃場における栽培試験を行います。また、除草剤耐性を有する組換えダイズを研究所内の圃場で栽培を行いますので、お知らせします。

  1. スギ花粉症予防効果ペプチド含有イネの隔離圃場試験の目的
      本組換えイネを自然条件下で栽培し、生物多様性への影響評価に関するデータの蓄積を行います。さらに、ヒトに対する有効性や安全性、炊飯米として加工品にした場合の有効性などを調べる必要があります。これらの試験には多量のコメが必要となるため、実験用の種子の生産も行います。
    (都合により本年度の圃場試験は中止することとなりました。)

  2. 草型を改変した組換えイネの隔離圃場試験の目的
      草型を改変した組換えイネを自然条件下で栽培し、生物多様性への影響評価に関するデータの蓄積を行うとともに、閉鎖系及び特定網室で得られた草型変化や収量特性に関する特性の確認を行います。

  3. 除草剤耐性組換えダイズの圃場試験の目的
      本研究は環境省地球環境研究総合推進費プロジェクト「遺伝子組換え生物の開放系利用による遺伝子移行と生物多様性への影響評価に関する研究」において、環境省国立環境研究所、筑波大学、農業生物資源研究所の共同研究として行われているものです。本実験は、組換えダイズを一般圃場で栽培した場合の生物多様性への影響に関する知見を得ることを目的に、組換えダイズとツルマメの自然交雑率、組換えダイズとツルマメの雑種の環境適応度についての検討を行います。
    (都合により本年度の圃場試験は中止することとなりました。)
説明会の開催
  日時:平成16年4月18日(日)13:00〜15:00
  場所:独立行政法人 農業生物資源研究所 大会議室(第2本館)

本栽培試験に関する連絡先
  独立行政法人 農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究推進室
  電話番号 029(838)8367,7927
  メールアドレス NIAS-GMO@nias.affrc.go.jp

栽培実験の詳細については各試験の栽培実験計画書(別紙)をご覧ください。
  別紙:栽培実験計画書 [PDFファイル]
  1. スギ花粉症予防効果ペプチド含有イネの隔離圃場試験
  2. 草型を改変した組換えイネの隔離圃場試験
  3. 除草剤耐性組換えダイズの圃場試験


研究推進責任者:独立行政法人 農業生物資源研究所 生物資源創出研究グループ
  グループ長 岡 成美
研究担当者:1.スギ花粉症予防効果ペプチド含有イネの隔離圃場試験
    新生物資源創出研究グループ 遺伝子操作研究チーム
      チーム長 高岩 文雄
2.草型を改変した組換えイネの隔離圃場試験
    新生物資源創出研究グループ 新作物素材開発研究チーム
      主任研究官 古賀 保徳
3.除草剤耐性組換えダイズの圃場試験
    新生物資源創出研究グループ 植物細胞工学研究チーム
      チーム長 田部井 豊
広報担当者:独立行政法人 農業生物資源研究所 企画調整部
    遺伝子組換え研究推進室
      室長 田部井 豊 TEL:029(838)8367,7927
    情報広報課
      課長 下川 幸一 TEL:029(838)7004


【掲載新聞】
2004/04/06化学工業日報
2004/04/15日刊工業新聞
2004/04/17毎日新聞、朝日新聞、常陽新聞
2004/04/19日経産業新聞、日本農業新聞
2004/04/21日本経済新聞
2004/05/07日本農業新聞


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