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プレスリリース

平成17年10月26日
独立行政法人 農業生物資源研究所





独立行政法人農業生物資源研究所と米国コーネル大学が
研究協力に関する協定を締結


 独立行政法人農業生物資源研究所(以下,生物研)では,米国コーネル大学農業生命科学部(以下,CALS-CORNELL:ニューヨーク州イサカ市)との研究交流・協力を促進するため2005年10月10日に共同研究覚書(MOU)を交わしました。
  この協定の締結により,生物研とCCALS-CORNELL 間の研究者の交流,共同研究の実施などを通じて,生物研が推進しようとする農業生産性の飛躍的向上,農産物の新たな需要の創出ならびに新産業の創出に関する研究の進展が期待されます。
 生物研では今後とも海外研究機関との連携・協力を積極的に進めていきます。

【研究協力の要旨】

 生物研では,海外研究機関(大学等を含む)との積極的な研究交流・共同研究を進めており,IRRI(国際稲研究所)を始めとする海外の複数の研究機関とMOUを締結してきましたが,本年4月から新たな研究戦略のもとに海外研究機関との積極的な研究交流,情報交換,研究者の交流を図ることが生物研の担うべき課題のひとつであると位置づけ,取組みの強化をしてきたところです。
 一方,コーネル大学においても海外研究機関との研究協力,相互交流を求めていたことから,双方の見解が一致し次項のような包括的な研究協定を結ぶこととなりました。
 生物研は,研究交流,情報交換,研究者・教職員及び大学院生の相互交流を図るため,米国内での農業分野における先進的な教育・研究機関であるコーネル大学を訪問し協議を行った結果,石毛光雄理事長とコーネル大学ウィリアム・フライ農業生命科学部国際交流部長は,生物研とCALS-CORNELLとの間の研究協力関係に合意し共同研究覚書を交わしました(写真)。
  (参考:http://www.news.cornell.edu/stories/Oct05/Ishige.kr.html

MOUの概要

 本MOUの下では,以下のような広範囲な協力活動が行われます。

  1. 研究者及び教職員・学生の相互交流
  2. 共同研究の優先的実施
  3. 相互に研究者及び大学院生の留学の実施
  4. 学術出版物や雑誌,その他の研究情報交換

具体的な連携協力

 今後,具体的には生物研の研究者のコーネル大学への留学派遣,コーネル大学の教職員及び大学院学生の生物研への受入れが行なわれる予定です。

 また,生物研では平成18年度からの次期中期目標期間において,新規採用者,若手研究者のコーネル大学への留学制度や双方の研究者による共同研究の実施が検討されています。


<独立行政法人 農業生物資源研究所>
研究代表者:農業生物資源研究所 理事長 石毛光雄
国際交流担当者: 農業生物資源研究所 企画調整部 研究交流科長 大浦正伸
 
TEL:029-838-7425
広報担当者: 農業生物資源研究所 企画調整部 情報広報課長 長岡進一
 
TEL:029-838-7004 FAX:029-838-7044


生物研とコーネル大学とのMOU締結調印式2005年10月10日 (於 コーネル大学)
生物研とコーネル大学とのMOU締結調印式
2005年10月10日 (於 コーネル大学)

【掲載新聞】
10月28日  日刊工業新聞、化学工業日報


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