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プレスリリース

平成18年6月14日
独立行政法人 農業生物資源研究所

農水省の独法に初の民間「寄付研究室」開設

- 昆虫共生菌ゲノム研究で産学連携 -


【要旨】 【仕組み】 【研究の内容】 図−1 図−2


【要旨】

   独立行政法人農業生物資源研究所は、6月1日より、製薬企業等の複数の企業が資金を提供する「寄付研究室」である「昆虫共生菌ゲノムプロジェクト特別研究室」を開始しました。

   これは、民間企業における実用化が見込まれる先端的な研究テーマについて、民間の資金によりその分野の第一人者を独立行政法人の研究機関に招聘して集中的に取り組むプログラムであり、農林水産省の独立行政法人としては初の「寄付研究室」となります。この特別研究室は日本大学薬学部と共同研究体制を組むことにしており、これにより農業生物資源研究所を中心にした、産学連携のプロジェクトが誕生することになります。

   この研究室では、最新のゲノム解析技術を活用して、今までにない新しい試みとして、昆虫に共生する微生物(共生菌)が生産する未知の生理活性物質を探索します。共生菌は、昆虫の寿命、体長、色調、生殖、行動や病原菌の感染性等をコントロールする物質を生産していると考えられており、これらの物質の中には、新たな医薬や農薬として活用出来るものがあると期待されます。


研究代表者:農業生物資源研究所 理事名取 俊二
電話:029−838−7098
研究交流担当者: 農業生物資源研究所産学官連携推進室長 大浦 正伸
研究担当者:農業生物資源研究所特別招聘研究員竹石 桂一
広報担当者:農業生物資源研究所広報室長小川 雅文
電話:029−838−8469
   ○ 本発表に関する問い合わせ先 : 広報室長 小川 雅文
   ○ 詳しい研究内容について : 理事 名取 俊二










【掲載新聞】
6月15日(木):日本経済新聞、茨城新聞、常陽新聞、日刊工業新聞、化学工業日報、日本農業新聞
6月24日(土):読売新聞
6月29日(木):日経産業新聞
8月30日(水): 化学工業日報

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