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プレスリリース
平成18年10月24日
独立行政法人 農業生物資源研究所

家畜ゲノム国際ワークショップ
「家畜ゲノム情報の育種への活用と新需要創出」を開催


   独立行政法人農業生物資源研究所は、11月9日に国際ワークショップ「家畜ゲノム情報の育種への活用と新需要創出」を開催します。

   本ワークショップでは、ブタの全ゲノム解読プロジェクトの国際コンソーシアム中心機関であるアメリカイリノイ大学からブタゲノム解読の現状と今後の展望について講演があります。わが国の家畜ゲノム研究分野からは、品種改良などの実用面にも着実に上がりつつある研究成果を発表します。なかでも、豚ロース肉の長さに影響するブタの椎骨数に関係する遺伝子を特定した研究は極めて重要な成果です。また、交雑により肉質や抗病性のような有用な遺伝子を実用家畜に取り込み、それをDNAマーカーを使って選抜する手法、家畜を臓器移植や医学研究のためのモデル動物として利用する研究などもわが国の成果として発表されます。

   本ワークショップにより、わが国の畜産の活性化や、畜産部門から発展して新産業分野の開拓につながっていくことが期待されます。

* ブタは家畜としての利用以外に、臓器移植やモデル動物として医学関係などから注目を浴びており、その全ゲノム解読が強くのぞまれています。しかし、そのゲノムサイズはヒトと同じ30億塩基対あるため、迅速な解読のためには国際協力が必須です。そのため、今年から日本も国際コンソーシアムに参加しています。

日時:2006年11月9日(木)9:50〜17:10(受付・登録 9:20より)
会場:日本自転車会館ホール
(東京都港区赤坂1−9−15(電話:03−3582−3322))
(地下鉄銀座線「溜池山王駅」9番出口より徒歩3分、三会堂ビル隣)
プログラム:別紙http://www.institute.staff.or.jp/
主催:(独)農業生物資源研究所、(社)畜産技術協会、
(社)農林水産先端技術産業振興センター(STAFF)
参加費:無料
申込み:E-mail:ws2006@gene.staff.or.jp

【問い合わせ先】

研究代表者:農業生物資源研究所 理事長 石毛光雄
研究推進責任者:農業生物資源研究所 動物科学研究領域長 土肥宏志
研究担当者:農業生物資源研究所 家畜ゲノム研究ユニット長 粟田 崇
電話:029-838-8627、ファクス:029-838-8610、
電子メール:awata3@affrc.go.jp
農林水産先端技術産業振興センター(農林水産先端技術研究所)
研究第2部長 小畑太郎
電話:029-838-2113、ファクス:029-838-1780、
電子メール:obata@gene.staff.or.jp
広報担当者:農業生物資源研究所 広報室長 新野孝男
電話:029-838-8469

【掲載新聞】:
10月31日(火):化学工業日報、11月1日(水):日経産業新聞

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