(高知県越智町)
蚕糸資料館
住所:高知県高岡郡越智町甲1577番地(〒781-1301)
開館時間/休館日:火曜日の9:00〜16:00のみ
入場料:無料
案 内:昭和5年(1930)有限責任鏡繭糸販売組合として発足し、高吾繭糸農業共同組合を経て、高知県生糸農業協同組合として活動してきた組合製糸が、養蚕家の老齢化による減少などの農業・農村事情の激変によって操業停止やむなしという事態に陥ったのが昭和63年2月でした。昭和が終わり平成になった平成元年3月末に高知県生糸農業協同組合の活動の清算の一環として、この地に組合蚕糸が活動していたという、その歴史を後代の記憶に止めることを目的に建てられたのがこの資料館ということです。したがって、館内の2階には、養蚕・糸繰り・機織り作業をする人形とともに蚕糸に関する資料等が展示されています。
また、3階には集会のできる部屋の横に2台の織り機が置かれており実際に機織りを体験できるようにはなっていますが、現在は事情があって開館を週1回に限っている関係上、使われていないようです。
その他の情報:Tel 0889-26-1002 http://www.edu.net-kochi.gr.jp/home/ochi-t/kaiko.htm
連絡先:越智町教育委員会 Tel 0889-26-3511 FAX
0889-20-1051
建物の側面にあるオナガドリのレリーフは、高吾繭糸(昭和40〜47年)および高知県生糸(昭和48〜62年)で使用されていた商標を表示したものということです。建物から西北の方角に見える県立自然公園横倉山は、牧野富太郎博士が研究を行った場所で、地質学的にも興味深い場所ということで、横倉山自然の森博物館が建てられています。
建物側壁に作られたオナガドリのレリーフ